2020年11月19日木曜日

補足です。「魔女見習いをさがして」


 優しい世界に、くどくどしいオタの戯れ言は不要であると判断し、記事を分けました。

 以下、取りとめなく、まとまりの無い内容です。


 ※ネタバレしてる部分があります。
 ※映画を見ていない人は、記事を読まない方がよいでしょう。



 作中では、東京・神奈川(鎌倉)・愛知(名古屋と、その周辺)・岐阜(高山・白川郷)・京都・奈良・広島(尾道)と、結構移動しています。
 そういうロードムービー寄りの構成が、個人的には楽しかったです。
 鎌倉以外は、ほとんど行ったことがある所ばかりだから「うんうん」と思いました。
 ロードムービー寄りなのは、裏の戦略とも結びついているのでしょうけれど、新型コロナウイルスの流行があるから、今すぐには聖地巡礼し難いのが残念ですね。


 松井玲奈も森川葵も愛知県出身だから、身近な東海地方が何度も出て来て、そういう意味では、ちょっと意識したんじゃないかしら。

 「愛知教育文化大学」のシーンは、個人的に「!」となりました。進学したわけではありませんが、とても縁のある大学なので…。
 まさか「愛知教育大学」が「おジャ魔女」の聖地になるとは。胸アツだな。
 今は大学同士も競争の時代だから、ああやって取り上げてもらうのは、意義があるということなのでしょう。


夜景の写真
11回目の「ヴァイオレット~」見に行った時に追加で撮ってきました



実は「魔女見習い~」のポスターは、右下の端なのです。
そりゃ上手く写せるはずかないですよね。



 このところずっと見ている「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」だと、泣いているのは男性が多いですね。大体、みんな中盤の山場であるユリスとリュカのエピソードの所で泣いてるんですよね。
 本作では、終盤、3人がMAHO堂をオープンする準備中、探していたおジャ魔女たちに出会う所から、泣いてる人が多かったかな。「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」と違って女性が多いようでした。まあ、観客の性別・年齢構成からすれば当然といえば、そうですけど。
 でも、左隣のおっちゃんも、よく泣いてましたな。確かに良い作品やったけど、あんた、泣き過ぎや。



 「東映の女児向けらしい作品だな」と思いました。
 でも、最近のプリキュアシリーズみたいな、「負けるな」「頑張れ」を前面に出した女児向け作品とは違い、「おジャ魔女どれみ」らしく、女児(いや、元女児か)の目線に合わせた、優しい励ましの作品だと思います。
 
 「東映のアニメだな」と思うのは、うまく言えないけれど、東映らしい絵柄や色遣いを感じるからかな。
 私にとっては、大昔の魔法少女シリーズの雰囲気にも繋がっているように想います。「花の子ルンルン」「魔法少女ララベル」とか、懐かしいわー。

 「スタッフ再集結」と謳っているのだから当然だけど、五十嵐卓哉とか佐藤順一とか只野和子(※)とか、懐かしい名前を見るしね。東映の王道女児向けアニメですよね。


 いろんな企業とのタイアップや、ANN系列との連携など、念には念を入れた取り組みを見ていると、思った程には伸びなかった「東映アニメーション60周年記念 『ポッピンQ』」との違いをひしひしと感じます。「『おジャ魔女どれみ』20周年記念の本作は、絶対に失敗させない」という、強い意志を感じましたね。
 うーん、いい作品なのに不憫やわ「ポッピンQ」…。逆転の発想で、テレビシリーズ化とか、ムリっすかねえ? 映画では尺の関係で端折ってるってところも、物語の良さが理解されにくい原因の一つだと思うんですよね。



 そうそう、東映の王道女児・少女向けアニメといえば、「セーラームーン」な訳ですが、新作映画やるんですね。
 何を隠そう、始めて1人でガチなアニメの映画を見に行ったのが「美少女戦士セーラームーンR」でした。あれは熱い作品でした。次作の「美少女戦士セーラームーン かぐや姫の恋人」は、コミックスの出来も良くて、今でも取ってあります。逆に、引っ越しの時にどちらもパンフレット捨てちゃったんですよね。悔やまれます…。

 予告編の最後でキャスト名を見たのですが、元祖の声優さんたちは、三石琴乃さんだけ。亜美ちゃんを、ひーちゃん(金元寿子)が演る時代なのか…。ちびうさはミサトン(福圓美里)なのね。荒木香恵(今は「荒木香衣」さんですね)さんが懐かしい。
 私は「美少女戦士セーラームーンCrystal」を見ていないので、世代交代の様子にちょっとショックを受けました。

 28年前(!)のオリジナル放映時に偏愛していたセーラージュピターちゃんこと木野まこと役の篠原恵美さんが、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」でデイジーのお母さん役をやっているのを直近で見ているだけに、「セーラー戦士はオリジナルキャストでやってよ」と思って、複雑な気分になりました。
 まあ、でも、オリジナルキャストは、全員五十路だからなあ。本当は琴ちゃんも変えるべきなのだろうけれど、うさぎの声は琴ちゃんだからなあ。そういう意味で、歴史のある作品は難しいですな。
 なお、ジュピターちゃんは、小清水亜美さんなのね。あみっけは東映アニメの「明日のナージャ」がデビュー作だから、東映アニメに縁があるといえばあるかな。


 今は好みの作品が少ないのであまり見ていない東映のアニメ作品ですけれど、やっぱり底力がありますね。
 今年の年末は、ポッビンQで年越しするかのう。



 以上、「魔女見習いをさがして」を口切りに、東映女児向けアニメと当方の間の、どーでもいいお喋りでした。


 あ、新型コロナウイルス第三波のこともあるので、見に行ける内に映画館で見ておいた方がいいと思いますよ。
 その内、また不急不要な外出は制限されるようになるかもしれませんからね。

 私も、もう一回は映画館でみたいなと思ってます。いつにしたものか…。



※:
 他の作品でも著名ではありますが、私にとっては、この方たちは「美少女戦士セーラームーン」と共に記憶されているのです。