とりあえず、「新しい生活様式」とやらが始まった。
映画館もぼちぼちと上映を再開した。現時点では、ネットでのチケット購入が制限されていたりもして、不便だけど。
「アニメ、何か観るものあるかな」と思って調べたら、まだ「SHIROBAKO」が掛かっていた。てっきり、新型コロナウイルス禍に巻き込まれて終わっていたものと思っていたのに。
再見したいと思っていたので、これはありがたい。
週末の金曜日で上映作品が入れ替わるので、今日見ておかなければならない。
速攻で、ネットからチケット購入を済ませた。
一回限りの上映は、開始が12時50分ということで、なんとも中途半端。
今は、一時間早い時差出勤中なので、11時30分からの4時間休暇とした。
109シネマズ名古屋に来るのも、随分久しぶりのことだ。
昨秋、「フラグタイム」を観に来て以来になる。
この地域(ささしまライブ)の再開発が一段落して、この辺りはすっかりリア充の闊歩する「陽の気配溢れる土地」になったので、109シネマズ名古屋は苦手なんだよね。
でも、今日は全然人の気配が無い。「こりゃ映画館、厳しいな」と思う。
そもそも、座席は一席おきだし、前後で配列を変えて、とにかく離隔を取るようになっている。
仮に満席になったとしても、経営的に、定員の半分ではどうなることか。だからと言って、上映に必要な時間は決まっているから、回転を上げられるものでもないしね。
カメラを使って検温された後、チケットを見せるのだけれど、もぎりは省略。すすっと、シアターへ。
一度観て、ストーリーを理解しているから、サクサクと観劇は進む。
初見では引っ掛かった劇中劇のエンディングも、抵抗感無く見終えた。
繰り返しになってしまうけれど、この作品は「もの・ことを創る人」に見て欲しいと思う。
今はダメでも、「次」「未来」に掛けることの持つ価値があること。
自分から動かなければ「新しいこと」も「これまでと違うこと」も始まらないこと。自分の叶えたいことのためへの努力―時には悪あがき―の大切さを、よく感じ取れる気がする。
私の所属する会社は、特殊な方面の会社なので、制約だらけでなかなか思うままのものは作れない。
けれど、今手許にある案件、そして近々携わるであろう案件では、「もう少し頑張ってみたいな」と素直に思い直して、劇場を後にする。
自分が最前線で仕事に携われる時間も、だんだん先が見えてきたことだしねえ。
Blu-rayで手に入れるまでは見直す機会が無いと思っていた作品を思いがけず、また映画館のスクリーンで見られて嬉しかった。ま、私にとっての、新型コロナウイルス禍の残した数少ない良かった事象としておこう。
そう言いつつ、実は明日も、かつて観た作品を再見しに行くのだけれど。