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2020年11月21日土曜日

見ているような、そうでもないような。


 このところ集中的に見ている「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」ですが、昨夜の分で計12回目。

 自分としては、頑張って見てるなと思っているのですが、これまでの他の作品だと、映画館では最大何回くらい見ているのかが、ふと気になりました。

 複数回見ている作品について、チケット購入の際の連絡メールの数から調べてみたら、

 ①12回 劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

 ②8回 ポッピンQ

 ③7回 劇場版 若おかみは小学生

 ⑤6回 ガールズ&パンツァー 劇場版
 ⑤6回 君の名は。

 ⑦5回 リズと青い鳥
 ⑦5回 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ

 でした。

 なお、鑑賞回数が5回未満のものは省いてます。


 おお、「ポッピンQ」を抜いた! ま、そりゃそうか。
 「リズ」とか、「君の名は。」とかって、もう少し見ていたような気がするんですけどねえ。案外見ていないものですね。おかしいな。


 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、状況が許せば、もう少し増えるかもしれないのですけれど、この先、当分の間は破られない回数かな。
 観客動員数17万人でしたっけ? その内、12人分が自分かとおもうと、なんだか胸が熱くなりますねえ。あはははははは…。


 でもなー、回数は多くても、割引クーポン券のループの真っ最中で売り上げ的には6割くらいの貢献しかできていなくて、申し訳ないですけれども。
 あ、最近の鑑賞はお高めのDolby Cinema版だから、多少は貢献度アップしてるかも。





 そういえば、名古屋にも「電波塔」あるんですよ。「名古屋テレビ塔」と言います。高さは180mで「東京タワー」と同じ内藤多仲先生の作品ですね。この類いの塔としては日本初で、東京タワーに先駆けること4年前の1954年に完成しています。

 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の世界の電波塔はエッフェル塔がモデルのように思いますが、ライデンの街の規模に対してあの塔は大過ぎるような気がします。ゴツいし。

 それに比べて、塔博士こと内藤先生の作品群は、独創的な構想に基づくシンプルな外観が、日本的な省略の美の世界を感じさせます。

 通勤ルート上にあるので、毎日のように前を通っていますが、物心ついて以来40年くらい見ても見飽きない、そんな建物です。


2020年11月20日金曜日

ある日の夜更かしの理由


 11月17日の記事に「週明けの月曜日は、いつも眠たげ」と書きました。
 この場合の「週明けの月曜日」はつまり、前日16日のこと。

 何故16日は朝から眠たかったのかと言えば、「15日(日曜日)の夜に夜更かしをした」からです。

 なんで夜更かししていたかというと……


ボケボケの写真ですみません。消すとこは消してますので…。

 「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の「半券プレゼントキャンペーン」に応募していたから。


 半券の写真さえ用意出来ていれば、応募フォームに必要事項を入力する事自体には、さほど時間は掛かりません。
 むしろ「応募する」ボタンを押して、実際に受け付けられるまでに時間が掛かるんですね。応募1件辺りに約2分位掛かると、10件ならば、何だかんだで約30分は必要になります。

 見てきた都度応募すればよいのですが、面倒なのでついつい後回しになってしまったんですよね。「締め切りも近付いて来るし、そろそろ応募しておくかな」と思って、やっと実行したということなのでした。


 アフレコ台本、パンフレット、来場者特典小冊子セットと賞品は3種類あるのですが、どれがいいですかね?
 私は、吉田玲子さんの書いたものに近いものを、一度読んでみたいから、アフレコ台本に集中して応募してます。

 原画集とかも良いのですが、シナリオ集とかも出してくれないものですかね?
 物語を読み解くのには、欲しい資料なんですけどねえ。
 自社の社員が絵を描いているのと違って、脚本家の著作権とかの兼ね合いも発生するから、書籍として出すのは難しいということなのかなぁ……。

 物語を読むという観点からは、コンプリート出来ていない特典小冊子もとても気になりますが…。

 そういえば、「ヴァイオレットからの手紙」のダウンロードコンテンツも追加されましたね。反響に比して、賞品が少ないからかな。それくらい応募があったというのは、良いことですよね。



 「強く思えば、願いが叶う」のかどうか、お楽しみですね。
 ただ見にきたお客さんは、あまり積極的に応募しないだろうけれど、リピートしているファンならば応募するだろうから、きっと競争は激しいんでしょうね。



 そう言えばKAエスマ文庫のキャンペーンは、どうだっけ?
 あちらも、応募出来るならしておかなくっちゃ。

2020年11月19日木曜日

補足です。「魔女見習いをさがして」


 優しい世界に、くどくどしいオタの戯れ言は不要であると判断し、記事を分けました。

 以下、取りとめなく、まとまりの無い内容です。


 ※ネタバレしてる部分があります。
 ※映画を見ていない人は、記事を読まない方がよいでしょう。



 作中では、東京・神奈川(鎌倉)・愛知(名古屋と、その周辺)・岐阜(高山・白川郷)・京都・奈良・広島(尾道)と、結構移動しています。
 そういうロードムービー寄りの構成が、個人的には楽しかったです。
 鎌倉以外は、ほとんど行ったことがある所ばかりだから「うんうん」と思いました。
 ロードムービー寄りなのは、裏の戦略とも結びついているのでしょうけれど、新型コロナウイルスの流行があるから、今すぐには聖地巡礼し難いのが残念ですね。


 松井玲奈も森川葵も愛知県出身だから、身近な東海地方が何度も出て来て、そういう意味では、ちょっと意識したんじゃないかしら。

 「愛知教育文化大学」のシーンは、個人的に「!」となりました。進学したわけではありませんが、とても縁のある大学なので…。
 まさか「愛知教育大学」が「おジャ魔女」の聖地になるとは。胸アツだな。
 今は大学同士も競争の時代だから、ああやって取り上げてもらうのは、意義があるということなのでしょう。


夜景の写真
11回目の「ヴァイオレット~」見に行った時に追加で撮ってきました



実は「魔女見習い~」のポスターは、右下の端なのです。
そりゃ上手く写せるはずかないですよね。



 このところずっと見ている「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」だと、泣いているのは男性が多いですね。大体、みんな中盤の山場であるユリスとリュカのエピソードの所で泣いてるんですよね。
 本作では、終盤、3人がMAHO堂をオープンする準備中、探していたおジャ魔女たちに出会う所から、泣いてる人が多かったかな。「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」と違って女性が多いようでした。まあ、観客の性別・年齢構成からすれば当然といえば、そうですけど。
 でも、左隣のおっちゃんも、よく泣いてましたな。確かに良い作品やったけど、あんた、泣き過ぎや。



 「東映の女児向けらしい作品だな」と思いました。
 でも、最近のプリキュアシリーズみたいな、「負けるな」「頑張れ」を前面に出した女児向け作品とは違い、「おジャ魔女どれみ」らしく、女児(いや、元女児か)の目線に合わせた、優しい励ましの作品だと思います。
 
 「東映のアニメだな」と思うのは、うまく言えないけれど、東映らしい絵柄や色遣いを感じるからかな。
 私にとっては、大昔の魔法少女シリーズの雰囲気にも繋がっているように想います。「花の子ルンルン」「魔法少女ララベル」とか、懐かしいわー。

 「スタッフ再集結」と謳っているのだから当然だけど、五十嵐卓哉とか佐藤順一とか只野和子(※)とか、懐かしい名前を見るしね。東映の王道女児向けアニメですよね。


 いろんな企業とのタイアップや、ANN系列との連携など、念には念を入れた取り組みを見ていると、思った程には伸びなかった「東映アニメーション60周年記念 『ポッピンQ』」との違いをひしひしと感じます。「『おジャ魔女どれみ』20周年記念の本作は、絶対に失敗させない」という、強い意志を感じましたね。
 うーん、いい作品なのに不憫やわ「ポッピンQ」…。逆転の発想で、テレビシリーズ化とか、ムリっすかねえ? 映画では尺の関係で端折ってるってところも、物語の良さが理解されにくい原因の一つだと思うんですよね。



 そうそう、東映の王道女児・少女向けアニメといえば、「セーラームーン」な訳ですが、新作映画やるんですね。
 何を隠そう、始めて1人でガチなアニメの映画を見に行ったのが「美少女戦士セーラームーンR」でした。あれは熱い作品でした。次作の「美少女戦士セーラームーン かぐや姫の恋人」は、コミックスの出来も良くて、今でも取ってあります。逆に、引っ越しの時にどちらもパンフレット捨てちゃったんですよね。悔やまれます…。

 予告編の最後でキャスト名を見たのですが、元祖の声優さんたちは、三石琴乃さんだけ。亜美ちゃんを、ひーちゃん(金元寿子)が演る時代なのか…。ちびうさはミサトン(福圓美里)なのね。荒木香恵(今は「荒木香衣」さんですね)さんが懐かしい。
 私は「美少女戦士セーラームーンCrystal」を見ていないので、世代交代の様子にちょっとショックを受けました。

 28年前(!)のオリジナル放映時に偏愛していたセーラージュピターちゃんこと木野まこと役の篠原恵美さんが、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」でデイジーのお母さん役をやっているのを直近で見ているだけに、「セーラー戦士はオリジナルキャストでやってよ」と思って、複雑な気分になりました。
 まあ、でも、オリジナルキャストは、全員五十路だからなあ。本当は琴ちゃんも変えるべきなのだろうけれど、うさぎの声は琴ちゃんだからなあ。そういう意味で、歴史のある作品は難しいですな。
 なお、ジュピターちゃんは、小清水亜美さんなのね。あみっけは東映アニメの「明日のナージャ」がデビュー作だから、東映アニメに縁があるといえばあるかな。


 今は好みの作品が少ないのであまり見ていない東映のアニメ作品ですけれど、やっぱり底力がありますね。
 今年の年末は、ポッビンQで年越しするかのう。



 以上、「魔女見習いをさがして」を口切りに、東映女児向けアニメと当方の間の、どーでもいいお喋りでした。


 あ、新型コロナウイルス第三波のこともあるので、見に行ける内に映画館で見ておいた方がいいと思いますよ。
 その内、また不急不要な外出は制限されるようになるかもしれませんからね。

 私も、もう一回は映画館でみたいなと思ってます。いつにしたものか…。



※:
 他の作品でも著名ではありますが、私にとっては、この方たちは「美少女戦士セーラームーン」と共に記憶されているのです。

2020年11月18日水曜日

思いがけず11回目「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」


 金曜の夜のチケットを取ろうと思ってたんですよ。本当は。



エカルテ島からの手紙 と ドルビーシネマ観賞記念レプリカチケット
これで、3セット目になりました。



 朝一番で工事のスケジュールの会議があって、外出していました。
 打ち合わせは順調に終わり、午前11時の少し前に職場に戻ることが出来ました。


 少し前に書きましたが、Dolby Cinema版「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を上映しているシネコンのチケット購入は、上映日の3日前の午前11時から開始です。

 「お、これなら、なんとか金曜の夜のチケット予約に間に合いそうだな」と思い、早速今日持っているスマホの中で、一番通信速度の早いのを手に持って、シネコンのチケット購入ページへ。

 望みの上映回のシートマップを開いたら、希望の席のあたりは既に埋まりつつあります。これは、急がないと!

 と思って早速席を選び購入シーケンスに入ります。決済方法を選んで、必要な情報を打ち込んで、「あとは『購入決定ボタン』を押すだけだな」となったところに、人が来ました。
 「うん? 何の御用でしたっけ?」とやって来た事務の人の方を向いた時に、意図しない部分を触ったようで、再びスマホに向かったら「決済が中断されました。もう一度手続きを行なってください」という表示が…。

 「あ。やっちゃった! いかんいかん、とっとともう一度購入手続きしなくちゃ」と、慌ててリトライします。
 幸いにも、購入ミスの後、欲しかった席が解放されたのとタイミングが合い、なんとかチケットを買うことが出来ました。
 「やれやれ」と思いながら、購入内容を表示している画面を見て、再び慌てました。

 買ったのは、今夜のチケットだった!

 「職場の後輩に譲ろうか」とも思ったのですが、1人は外出→直帰で連絡取れず。もう1人は忙しそう+家庭持ちなので急にお願いするのも悪いし…。


 うん。
 しゃーない。
 見に行くか…。


 ということで、見に行きましたとも。

 先週の金曜日は結局全席販売だったのですが、ウィークデーの今夜は半数販売。だから、シアターの真ん中辺りから埋まっているように見えて、「急がないと!」と思ってしまったようです。

 隣に人がいないと肘掛けをゆったり使えたり、気兼ねなく荷物を床に置けたりと、気楽で良いですよね。
 新型コロナウイルス禍に苦しむ映画館さんには申し訳ないですが、個人的には半数販売は有り難いなと思ってます。


 家人には「あー、残業で遅くなるから」と電話しておきました。「ホントのこと言わない方が、平和に収まる時もあるからね」とは同僚の弁。ま、「嘘も方便」と言いますものね…。



 え? 「金曜日のチケット」ですか?
 取りましたとも。
 本来、行きたかった日ですから。

2020年11月17日火曜日

とても優しい世界でした 「魔女見習いをさがして」


 週明けの月曜日は、いつも眠たげ。

 今日の午後の会議では、意識を飛ばさないようにするのが大変だった。
 「本日の議題に、自分の領域はほとんど関係ないけれど、出ておかなければ後々ひどい目に遭う会議」ってのは、つらいよね。


 会議の後、軽く打ち合わせ。
 別の週末の打ち合わせに向けた資料作りに、じっくり1時間45分程残業して事務所を出たら、向かうは名古屋駅前のシネコンです。

 今夜は、「魔女見習いをさがして」を見に。

「ハッピーラッキー みんなに届け」って想いが詰まってました


 「おジャ魔女どれみ」は第1期が1999年だから、20年前のことになる。もう、そんなに前のことなんだね。
 今の会社に入って4年目の頃だ。
 最初の2年間は、自分の本職とは違う部署に配属されていたのだけれど、3年目の春に異動して本職の分野に携わることになった。
 1999年は異動後2年目の年で、圧倒的な先輩達に囲まれて、わからないことだらけ・出来ないことだらけの中、もがいて、手探りしながら、精一杯頑張ってた。そんな、あの頃。

 疲れ果てて週末を迎えて、日曜の朝にテレビで流れていたのを見ていたんだよな。



 リアタイで見ていた女の子は、ちょうど、ミレさん位の歳になるんだね。
 世の中に出て、何年か経って、「こんな未来を夢見てたのかな」って思う頃だよね。きっと。
 ほかの2人もそう。「夢見ていた世界とは、違う」「ここじゃない」「もうダメなのかな」とかね。


 本作は、そんな「おジャ魔女」を見ていた女の子達への、素敵な贈り物だと思いました。

 「まだまだ、大丈夫だよ! 夢に届くよ」と、寄り添ってくれる、そっと背中を押してくれる、そんな優しい想いがたくさん込められた作品でした。


 ただ優しい世界を感じて、心を暖める。
 そんな映画があっても、いいじゃないですか。


ライトアップ、綺麗でした。うまく撮れないけど…。


 うん。
 良い夜でした。
 頑張ろう。
 

2020年11月16日月曜日

ラスト15分が、気になって気になって 「とんかつDJアゲ太郎」


 ぐぬぬぬぬ。
 なんか、見なかったラスト15分が気になって仕方がない。

 前回の凡ミス(http://albali-utata.blogspot.com/2020/11/15.html?m=1)が、本当に悔やまれます。
 まあ、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の方が大事だったから、仕方がないですけどね。


使い回しです、ごめんなさい。


 ということで、一週間後の土曜日に、また見に来ました。
 「シアターでは見ない」とか言ってたのにねえ。変わり身、早いんですよ、当方。


 当方にとっては、意外にも普通によく出来た映画でした。
 最後の方、DJオーディションのシーン、ついつい涙腺が緩みかかってしまいました。


 「揚太郎の親父さんは誰なのかな?」と思っていたのですが、ブラザートムなんですねえ。そう言われてみると、各セリフの終わりの方がブラザートムのしゃべり方に似ていたような気がします。
 ブラザートム、凄く良い味出してました。
 揚太郎がDJデビューのステージでボロボロになっていくのを見た時の表情、その後の渾身のフォローとか、「ぶっきらぼうな、でも、息子思いのお父さん」という感じがして、温かかったな。


 揚太郎の妹の「ころも」ちゃんが、かわいいんですよ!
 画面に登場する度に「ころもちゃん、かわええー!! (*´︶`*)✿」と萌えていたのですが、あれ、池間夏海なんですねえ。
 サイダーガールの「メランコリー」のMVでくるくる踊ってるのがめちゃくちゃかわいくって、折に触れてYouTubeでMVを見てはほっこりしているのですが、そのMVの時の顔と結構違っていて気付かなかったんですよね。
 「世界で一番明るい屋根」の清原果耶も、結構顔が違うんです。映画本編と本人が歌っている曲のMVとは違うしね。そもそも、MV毎に表情(というか、「顔」)が違うしね。年末公開の「ジョゼと虎と魚たち」の顔出し予告の顔とも違う。

 「10代の女の子は、その時々で、結構顔が変わるのねー」等と思ってます。化粧の違いでは片付けられないと思うんですよね。
 えーと、何でしたっけ、「池間夏海ちゃん、かわええー!!」でしたね。


 「三代目道玄坂ブラザーズ」が、凄く良い奴らですよねー。友達思いで、決める時はちゃんとキメてくれる。「東横ネオン電飾」三代目・夏目球児が、「これ大丈夫か?」と忠告してくれるところ、かっこいいなあと思いました。親友だからこそですよね。
 彼らに救われてるところ、いっぱいあります。最後のオーディションでのダンスと歌のパフォーマンス、とても素敵でした。


 いい加減なオイリーさんも、根は、優しさのある真面目な人なんだなと思います。
 この映画では、あまり悪い人が出てこなくて、安心して見てられますね。



 話は全然違うのですが、仏教の内、「禅宗」の僧侶の「悟り方」に興味があります。
 一心不乱に修行している内に、何かのきっかけで突然悟るんです。あれは、いったい、どうなってるんですかね?

 そんな悟り方と少し似ているのですが、「ずーっと解けなくて考えていた問題が、ふとした瞬間に解き方が脳裏に浮かんで、実際にその解き方で解ける時」とかって、ありますよね。
 仕事で、良い問題の解決法-私の場合は、建物の間取りとか、積算の方法とかが多いですけれど-が浮かばなくって、「どうしようかな」とかってずーっと考えてる時に、例えば、乗っていたバスから降車しようと立ち上がった時とかに「あ。そういえば」と答えを思いつくことがあります。

 「デフォルトモードネットワーク」ってのがあるのだそうですね。
 普段使っている脳のネットワークではなく、いわば「アイドリング」している時に動いている方のネットワークなんだそうです。

 「禅僧の悟り方も、実はそこら辺に起因するのかな」とかって思うのですが、どうなんでしょうか?

 揚太郎が「カツを揚げること」と「フロアをアゲること」に共通する真理に気付いてある意味「悟る」のも、「とんかつを揚げること」と「カッコいいDJに成ること」を、DJの魅力にハマってからいつもずっと真剣に考えていたからなんだと思います。
 追いかける姿勢って、大切なんですよ。



 なんだか話が飛躍しましたけれど、本作、なかなか良くできた作品だと思います。
 「爆死」とかなんとか、今日もネットに流れてる記事を読みましたけれど、記事を書いてる人って、映画見て書いているのではないのでしょうね。
 作品そのものの出来で判断してあげるのが、本来なはずですが。スキャンダルにのみ目を向けて、面白おかしくネタにするのは、悲しいことです。

 信用できないメディアの情報を鵜呑みにするのではなく、「予告編詐欺」に悩みつつも、自分自身で良いと思う作品を探すしかないですね。


 少なくとも、私はこの映画を見て、ちょっと心がアガりました。




2020年11月15日日曜日

私は住みたくないっす。「空に住む」


 さっきよりは、幾分かマシ。
 「ジオラマボーイ パノラマガール」のダメージは、大きかった。


 「なんかさー、いまいちさー」
 「うーん」
 「で、『結局、何が言いたいんだ?』って」
 「確かに。そうだねー」

 シアターを出る時に、前を歩いていた母娘連れがお喋りしていた通りでございます。Me too.っすわー。


 思わせぶりで、もやもやさせっぱなしなんだよね。
 伏線のはずなのに何も発動しないことが多いし
、「ケリが付く快感」というか「納得感」はほとんど無い。
 主要な登場人物達も、どこかおかしいところがある人ばかり。

 本当に、「で?」という気分でいっぱいになる。


 ただ、多部ちゃん演じる主人公は、愛猫であるハルの死で、生まれ変わったと感じますよね。
 そこに、僅少ながら「これから」を感じました。
 精神的に強くなった、きっついお姉さんになるだけのような気もしないでもないけれど。

 あと、どこまでも優しい叔父さん夫婦が救いかな。



 原作が少しだけ気になってAmazonで見てみると、これ、Kindle版があるんですね。
 ポチりそうになりましたが、原作読んで考え込みたくなる程に面白かった訳でもないし、そこは踏みとどまりました。
 レビュー見ても、積極的に「読んでみるか」と思えるようなコメントも見当たらなかった。
 星は付けているもののコメントを残していない人も多いわけで、コメントのあるレビューだけ見て決めるのもどうかとは思いますが、立ち読み出来ない場合は、そういう情報から判断するしかないですからねえ。


 ところで、本作は予告編見てないんです。
 鑑賞を決めたのは、いつものシネコンではない別のシネコンの上映中作品の紹介ページの一文(惹句)を読んだから。

 「予告編詐欺」も大概だけど、「あらすじ紹介詐欺」もやめて欲しいわー。
 まあ、「あらすじ紹介詐欺」は、「活字中毒者の自分自身が、勝手に妄想展開を膨らませて『これ、面白そう。見なきゃ』と思ってしまう」のが原因だから、自業自得だけれど。


 等と考えながら、次の映画の入場開始を待っておりました。


※:
 タワマンのコンシェルジュ役の柄本明がらみシーンは、何かあっても良かったんじゃない? 凄く思わせぶりに画面に出しておいて、アレで終わりなのか?
 あそこで多部未華子演じる主人公・直美に、結論を出させる訳にはいかなかったのだろう、世の中、そんなに都合良く出来ていないということでもあるんだろうけれど。

 ハルの火葬の場面。永瀬正敏演じる作業員の言葉で、感情を解放して、そこから直美は「変わった」のだけれど、永瀬の放つ言葉自体は、今一つよくわからん。もう少し、他の話を展開出来たんじゃないかとも思う。

 ペットの火葬といえば、「移動火葬車」ってのがあるんですね。この映画で初めて知りました。しかも、ペットのサイズによっては、軽トラックに搭載されている炉もあるんですね。

 ウチはペットは飼いません。
 本作では、主人公が変わるきっかけとなった「ペットの死」ですが、ウチでは、その「ペットの死」が耐えられないので。
 やっぱり、「身近なものの死」って辛いです。経験するのは、出来ることならば最小限にしたいのです。