1度記事を投稿すると、なんと言いますか「投稿したい」意欲が出てきます。
せっかくなので、次にモチベーションが下がるまで、溜め込んだ在庫を織り交ぜて放出したいと思います。
ということで、今回は本来ならば3月に投稿するはずだった記事です。
なんかねえ、記事をまとめても、投稿のタイミングを逸すると、次のきっかけが無いと、お蔵入りなんですよね…。
なお、記事の中で「主題歌のCD、取り込まなくっちゃ」といってますが、既に取り込んでガンガン聴いています。今では欠かせない1曲です。
あと、暇を見つけてはシネコンへ通って、結局3回本作を鑑賞してます。
6月上旬までやってた立川のシネマシティでの上映も、行きたかったなあ。新型コロナウイルス感染症が流行してなければ、行っていたはずでした。残念です。
それにしても、3か月の時の流れは速いですね。
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天野こずえ先生というと、ずっと昔に読んだ「放課後不思議倶楽部」しか知らなくって。なので、「ARIA」シリーズは触れたことがありませんでした。
いつものように、激しく加工しているので色味は現物とは異なります
長く続いたシリーズには、どうしても一見さんには辛いものがあって、なかなか分かりづらいんですよね。本作も、冒頭からラスト前まで「んー。?」と思ってました。見始めた最初の方では「あー、1時間持つかな」とかって、正直思いましたもの。
でも、ラスト前5分の展開はすごかった。セリフが沁みる沁みる。
「人として生きる以上、誰もが思うこと-迷い・悩み・苦しさ-」と「誰かを大切に想う優しさ」を正面から取り上げているからかな。本作を見るまで全く縁がなかった当方でさえも涙腺が弛んだから、作品に込められたメッセージの力が凄いのだと思います。
あと、本作も音楽が凄く良い。
挿入歌の「コッコロ」と「パルカローレ」、とてもとても良かったです。
当方はこの映画から入ったので、アリスちゃんとアテナ先輩が2人で歌うバージョンの印象が強くなってしまい、アテナ先輩が単独で歌っている、これまでのアニメ作品のサントラ盤とかのものだと、ちょっと物足りないんですけどね。
劇伴は「聲の形」「リズと青い鳥」で音楽を担当された牛尾幸輔さんだったのね。なるほど。そりゃ、良いはずですね
どこかで聞いたことのあるような旋律があった気がするけれど、あれは「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲からのイメージ(アレンジ)なのかな?
それにしても、挿入歌含めた、サントラが欲しいですね。
劇伴も良かったのですが、安野希世乃が歌うテーマ曲・エンディング曲が共に秀逸です。
オープニング曲「フェリチータ」は、「これは、見なくては」と思わせた予告編で流れていたもの。澄んだ歌声と、少しミステリアスな歌詞・旋律の冒頭が素敵です。「最終的には『優しい』雰囲気にまとまる」ところが、作品にも合っていますね。
エンディング曲「echoes」の出来の良さも、ラスト~エンドロールの感動を増している気がしました。少しずつ登場人物達が増えていく映像と相まって、涙腺が緩みます。
純粋に歌を聴いて心が動くのはひさしぶり。
「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の「未来の人へ」も心に響く1曲だったけれど、あれは本編・製作の背景との関係性もあるからなあ…。
「echoes」は、この1曲だけを映画と切り離して聞かされても「いい曲・歌だなあ」と惚れ込む気がします。歌詞に込められた想いの深さが素晴らしい。
両方買ったけど実用しているのは「KIYONO盤」の方
東山奈央がコーラスで加わるのですが、なんですかねえ、この多幸感は…。「意志を持ったエコー(※)」のように聞こえて来ます。
なんと言いますか「信頼出来る相棒感」がいや増して、そして作品の内容に更にフィードバックされていくような、ループを感じます。
CDから取り込んで、ちゃんと聴くのが楽しみです。この週末にやろっと。
上映後、ショップで「プリンセス・プリンシパル」のアクリルチャームを買っていたら、店員さんに問い合わせている人のお話が聞こえてきました。
「パンフ、売り切れなんですか?」
「ええ。申し訳ありません。本日分というか、初回分として60(!)入れてたのですが、もう売り切れてしまいまして…」
「今後はどうなるんですか?」
「これから、発注するので、入荷はするとは思うんですが、いつになるかはちょっとなんとも言えません…」
「そうですか…」
とても残念そうなお客さんの声を聞いていて、「あー、良かった」と安心すると共に「ごめんなさい」と思わなくもありませんでした。
実をいうと、今朝1本目の映画と2本目の本作との間の感覚が結構短くて、「わー、上映が始まっちゃうよ」と焦りつつもショップでパンフレットを買っていたのです、私。それも制限上限の2部。
なものですから、にわかファンの当方が買ってしまっていることに、少し罪悪感を感じておりました。
最近は販路もいろいろあるので、書籍とかは買い逃しても何とかなることも多いですよね。
でも、重版とかが難しい映画のパンフレットとかだと、買い逃すと致命的になったりすることもありますよね。
上映期間の内に、なんとか再入荷が間に合ってくれれば良いのですか。
そう言えば自分自身も、かつて「きみの声を届けたい」の時に、「予備がもう一部欲しいな」と思って、二度目の鑑賞の時にショップに寄ったら売り切れだったなあ。
幸い三回目の時に再入荷していたのに巡り会ったから、無事に予備を手に入れられたけれど。「きみこえ」は新人声優ばかりだし、販売のことを考えると仕入れる方も悩んだんでしょうね。
でも、本作には固定ファンも多いだろうし、60部はちょっと少な過ぎるんじゃないのかしら? 今日は封切り日とは言え平日の金曜日で人が少ないけれど、この週末(土・日)の観客数を想像するに、「品切れ」では機会の利益を逸する気がしますねえ。
※:「エコー」は、そもそもギリシャ神話の妖精「エコー」に由来するので、本来は意志を持っているのですけれど。単なる反響音ではありません。