本日の当地・名古屋は、時々雨が降る感じ。
来るはずの台風10号、どんどん当初の見込みから遅れているんですな。
そんな微妙なお天気の下、いつものシネコンへ。
過日「劇場総集編 ぼっち・ざ・ろっく!:Re」を観に行った時の予告編で知ってから、期待半分・不安半分で待っていた「きみの色」を観に行ってきました。
いつものシネコンの掲示枠の中でも条件の悪いとこなので…。
蛍光灯の映り込みが酷いですわ〜。
詳しい話は、もう一度みてからかなと思うのですが、とりあえず。
この記事のタイトルにも繋がるのですが、作中で生み出される「ある曲」の歌詞のワンフレーズが、印象的で耳から離れません。
どんなフレーズかは書けません。
「ネタバレ」という訳ではないけれど、映画館で初見の方が面白いと思うので。
お話はメインの高校生3人の変化を描いたもの。
その3人の中で私が主役と捉えた女の子(=日暮トツ子)、「こんな御時世には貴重だ」と思うくらいには純粋無垢な子だと思いました。
もう一人の女の子は、何か行き詰まりを感じてたんだろうな、と。今の私には、その気持ち、よく分かります。
高校生3人の内の残りの子は、男の子。親には内緒で「好きなこと」に取り組んでいる様子が描かれます。自分の立場が、よく分かってる子。
総じて「良い子達過ぎる」と思ってしまいました。「今時の高校生って、こんなにピュアなのかしら?」とついついうがった目で見てしまったのは、私の心が歪んでいるからなのかしらん。
話が進んで「うんうん」と思える迄が、ちょっと長い気がします。
山田監督の映画としては前作である「リズと青い鳥」でも用いられていた表現手法がより深められていて、淡い描写に慣れない人だと「?」と思ってしまうかも。
もっとも、それが終盤の展開と合わせて、メリハリを生むのかもしれませんが。
私は本日の2回目の上映を見たのですが、シネコンで1番大きなシアターで、観客は30人以下かな。
私が映画を見る時は「普通の人」の居ない時間帯が多いので、この人数で推し量ってはいけないのでしょうが、入場者数・興行収入とか、ちょっと心配になりますねえ。
今日(金曜日)のこの後は、社会人や学生の来るだろう時間帯だし、週末だし、健闘を祈りたいです。
内容が大切なのはもちろんなのですが、「当たってなんぼ」ですから。
成績が次作を連れて来る訳ですから。
せっかくならば、大きなスクリーンで山田監督の描く物語を観て、感じて、想像してみるのをお勧めします。
既に入手はしてあるノベライズを週末に読むかどうかが、ちょっと悩ましいけど、まずは、来週、もう一度観に行ってくるかな。
入場者特典配布が無いので、安心して適当な日に行けるのが、逆に良いですねえ。