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2024年10月26日土曜日

帰るとなれば、そそくさと。

 しばらくの間続けてきた、「北海道旅」は唐突に終わる。記事は、帰宅してから上げ直す予定ではある。スマホからは出来ない処理もあるので。
 旅自体は、もう少し続く。

今年2回目の仮眠中です。

 今は、青森県の「道の駅 浅虫温泉『ゆ〜ざ浅虫』」にいる。


 道南の秘境(?)に、松前郡福島町岩部〜上磯郡知内町小谷石間の海岸地帯がある。まあ、勝手に「秘境」と呼んでいるだけなので、地元の方からすれば「何を言ってやがる!」と怒られるかもしれないけれど。

 津軽海峡沿いに、福島町からの「北海道道532号岩部渡島福島停車場線」と知内町からの「北海道道531号小谷石渡島知内停車場線」という2つの道路があって、番号といい、並び方といい、繋がりたそうな感じが伝わって来る。2つの町(集落)を繋ぐ、海岸沿いの道としていい感じだ。
 でも、実際には繋がってないし、今後も繋がらない。というか、工事すること自体が非常に困難だ。

 管見の限りでは地形名が分からなかったが、福島町と知内町の間には、池ノ岱山〜岩部岳〜無名峰〜丸山〜尖山と連なる小山脈による山塊があり、山塊の末端がそのまま津軽海峡に落ちていて、道路を通したい海岸線沿いにそれだけの土地が無い。
 岩部集落も小谷石集落も規模は小さく、仮に土木技術を徹底的に投入して道路を作り、両集落を結んだとしても、コスパが悪過ぎる。管理も、難しそうな難所に道路を作らなくても、若干遠回りになるかもしれないけれど、内陸側に立派な国道228号があるのだから、そちらを通ればいい。

 ということで、この2つの道道は繋がらず、両集落共に道の果て、行き止まりの秘境のままである。

 かなり昔、「両集落はどうなっているのだろうか」と思って、見に行ったことがある。
 福島町側の岩部集落は、最近は険しさと引き換えに風光明媚である海岸線を遊覧するクルーズもあるようだけれど、その頃はそんなものはなく、行き止まりの狭い集落があるだけだった。
 道端で、おばあさんが何かしていて、他県ナンバーの見かけない車が侵入してきたことに対して、なかなか厳しい表情を向けられてビビった記憶がある。すぐにUターンして逃げだした。

 知内町側の小谷石集落は、小さな集落ながら漁港があり、海鮮料理を供する宿もあるなど、岩部集落よりは開けて豊かそうだった。

 そもそも、ほとんど渓流のまま海に下る岩部川の周りにわずかに平地があるだけの岩部集落と、もう少し規模の大きな上ノ沢・中ノ沢川による平地がある小谷石集落とでは、集落の規模がかなり異なる。

 そんな小谷石集落の入口の道道沿いに「イカリカイ駐車公園」というのがあって、「ツーリングマップル」にも「北海道キャンプ場ガイド」にも、「小綺麗で、トイレもある、バーベキュー出来る所」というような紹介で掲載されている。
 以前、小谷石集落を見に行った時から気になっていて、「いつか車中泊してみよう」と思っていた。

 今回の長い北海道旅の締めくくりは、そこでの車中泊だなと決め、知内のさっぽろCOOPで半額のお寿司・おにぎりと飲み物を買い込んで意気揚々と「イカリカイ駐車公園」へと向かった。

 まあ、ピークである夏は過ぎたし、秋ももう終わって冬の気配を感じる今時分、週末金曜日だと言ってもそんなに人はおらんだろうと思って車を走らせた。
 「確かに、人はいなかった。照明の具合も、駐車する位置を調整すれば我慢できそう。案外、夜空には星も見える一夜の宿には悪くない」のだが、なんか違和感がある。

街灯にかかっている白いのは、結露した湿気です。
あと、窓が汚れてる。

 トイレに黄色い板のような物が立て掛けられているようなのだ。似たようなのは、これまで、道東・道北の道端の駐車場公園で散々見たような記憶がある。嫌な予感。

やべえ、切羽詰まったら立小便するしかないのか?
お腹痛くなったら、どうすればいいの?

 近寄って見てみると「冬季閉鎖 10月下旬から4月中旬まで」と張り紙がしてあった。
 なんてことだ。加齢と、やたらお茶やらなんやらを飲んでいるせいで、このところ夜中に何度かトイレに行くのに、肝心のトイレが閉鎖で使えないとは!!

 その瞬間、「ここは、今夜は無いな」と。
 「そろそろ帰るか」と心が決まった。

 昼食を抜いていてお腹が空いていたので、とりあえず買ってきた半額の寿司とおにぎりは食べた。車を降りて、何枚か写真は撮った。

 そうして、一路、函館港のフェリーターミナルに向かって走り出した。
 乗れるようならば、今夜の便で本州へと帰るために。
実際に下船したのは0時35分過ぎでした。

 10月13日に上陸してから12日間滞在した過去最長の北海道旅は、こうして終わったのだった。

 東北で何日か過ごしたら、帰宅する予定である。
 とりあえず、今日は夏泊半島一周してから、田子町へ買い物に行き、十和田湖を眺めてから、弘前で温泉につかって、深浦あたりまでと考えている。

 ちなみに、小谷石集落には海鮮料理の充実した宿があったりするので、機会があれば泊まりに行きたいとも思うのだけれども。


2024年10月23日水曜日

10月23日の午後3時と午後4時に。旭川で。


 良くわからんタイトルで、すみませぬ。

 「水曜の朝、午前3時」っぽくしてみたかったのですが…。力量不足です。

 さて、前回「23日の午後に、旭川に居たい」と書いたのですが、その理由の話。


 話せば長くなるのですが、私、信仰上の理由で「ツァイスのプラネタリウムこそ至高」な人なんですが、ここ「旭川市科学館サイパル」のプラネタリウムはツァイスなのです。

 昔、旭橋の袂の常磐公園にあった頃(←「旭川市青少年科学館」の頃ですね)からちょくちょく寄らせていただいているのですが、このところ来られてなかったんですよね。
 直近だと、6年前の11月末かな。

 あの時はタイに行った帰りに、特典航空券のルートの関係からバンコク→羽田→新千歳→中部として、札幌市青少年科学館から旭川市科学館とハシゴしてプラネタリウムの投影を見たんでした。
 前日からの雪が結構降り積もってて、旭川駅からの行きこそタクシーに乗れたものの、帰りは、雪の日に科学館の周りなんて流しているタクシーは見当たらず、半泣きで旭川駅まで足元をぐしょぐしょにしながら歩いた記憶があります。
 札幌までの高速バスの時刻に結構ギリギリで、雪を踏み踏み歩くのはしんどかった。新雪だったのが救いでしたが…。

 その後、仕事の都合や新型コロナウイルス感染症の流行とかもあって全然来られなかったんですな。


 本当は、今回の旅程ではもう少し早く来たかったのですが、あいにく投影機のメンテナンス作業による投影中止があったのです。

プラネタリウムのロビーにこんな掲示が残っていました。
この問題に対する緊急メンテだったのかな?

 「久しぶりに、ツァイスの星空を観に行くか」と思ったのですが、スケジュール調べたのが18日の夕方で、翌日19日から22日までがメンテナンスによる休止。
 さすがに4日間も旭川近郊をウロウロするのはアホらしく、最初は「日程合わせるのもなあ…」と思っていたのですが、なんとなくダラダラと、歌登でボーッとしてたり、北海道横断おかわり等をしている内に、23日の再開に合わせられそうになり、せっかくの機会ということで、今日の訪問となったわけです。 

 午後3時10分からの「ドームシアター『~星と海に抱かれて~ アジアンヒーリング 』」と、午後4時10分からの「一般番組 『月と衛星のお話し』」の2回の投影を見てきました。

 前者は、ほぼデシタル投影のみ。
 ボケボケの星空で、一瞬「え、メンテナンス出来てないの?」と思ったのですが、ある意味、全てがパッケージになったコニカミノルタプラネタリウム製作の動画(ソフト)なので、ツァイスの星空ではなかったのですね。敢えて言うのならば「ミノルタの星空」でした。

 後者は、サイパルの企画製作したオリジナルのプログラムで、こちらはツァイスの投影機を使う本来の内容です。
 日が沈み、一番星が見えた瞬間に、「あ。ツァイスの星空だ」と納得する美しい星空を見ることが出来ました。やっぱり、ツァイスの投影機しか勝たん!

現在、サイパルのプラネタリウムの主役を務める、ZMP型投影機。
小さいけれど、とても高性能な子です。カッコいい。

 独自の番組を作っておられるだけでも素晴らしいことではあるのですが、惜しいことに投影時間が40分とやや短く、季節の星空の解説も、特集の内容も、どちらもやや中途半端なんですよね。もう、10分延ばしてもいいと思うんですけどねえ。

 あと、「今回の投影は○○が、担当します」と掲示されているのですが、あんまり「解説者の個性」を感じないんですよね。まるでテープ音源のような、感情の籠もらない解説。
 当方、「昭和の時代に育った古い世代のプラネタリウム者」故、解説者各々の特有のスタイルがある方が親しみやすさを感じるんです。平日は1日1回しかやらないサイパルオリジナルのプログラムなのですから、もう少し伸び伸びやってもいいんじゃないでしょうか?


 チケットを買う時に「2回ご覧になるのなら、年間パスポートを入手された方が有利です」と窓口の方が教えてくれたので、名古屋からは遥かに離れた旭川市科学館サイパルの年間パスポートを作りました。
 更新の為もあるし、10月は自分の誕生月でもあるので、年に最低1回位は来ることにしましょうかね。
 コロナ前は中部⇔旭川の定期便があったので、旭川へは楽に来られたのですが、今は復活したんですかね? でも、中部⇔新千歳として、JRの旭川直行の列車で移動すれば、手間は変わらないのかもしれません。LCCも飛んでるし、お値打ちに旭川に行けるかも。
 ん? そもそも、年間パスポートは年度毎では? となると、4月に来て新しいヤツを作るのが本筋かも。帰宅したら、ちゃんと調べてみようかな。


 そんなこんなで、今日は久しぶりにサイパルで「ツァイスの星空」を堪能することが出来た楽しい1日でした。

平成17年まで使われていた投影機である、ZKP-1型。懐かしいです。
この投影機には、個人的に深い思い出があります。

昔は、恒星投影ユニット毎に機械(重錘=重り)式のシャッターが付いてました。
シャッターは、地平線の下の星が投影されないようにする為にあります。
今はコンピュータ制御です。


 明日からは、いよいよ名古屋に向けて南下開始です。とっとと寝ますかね。

2024年10月22日火曜日

おかしい人の走行ルート


 ここは増毛の町外れ。
 以前にも利用したことのある「大別苅(おおべつかり)防災ステーション」で仮眠した。

 以前は暑い真夏の夜で何台かトラックとかも停まっていたが、時季的なものか、今回は自分の車以外は朝まで現れなかったようであった。

 昨夜は、事務所の方はちょっと残業してたみたいですね。ご苦労さまです。

 一応は北海道建設局の出先事務所を兼ねているからか、治安的に荒れておらず、小綺麗で良い。
 それでも「トイレットペーパー持ち出し禁止」の張り紙があって、「なんだかなぁ~」と思う。
 自宅以外の、他所の公衆トイレにあったトイレットペーパーだなんて、なんかばっちい気がして持ち出す気にならんけど。平気なのかしらねえ?


 さて、「南下する」とか言ってたが、あれは嘘だ。
 気が付いたら、今朝は再び釧路市にいる。

 大別苅防災ステーションを出て、石狩市の大盛りの蕎麦屋に行くまでは、そのまま素直に積丹半島を回って松前方面に向かうつもりでいたのだけれど、たまたまコンビニで「原田治展、釧路でやってまっせ。巡回展の最終ですぜ」という告知を見てしまい、「あ。行かなきゃ」と思って、釧路方面に進路を取ったのだった。
 走り難い札幌市街の縁をかすめてから、国道274号で北広島→夕張と進み、日勝峠を越えて再び十勝平野に戻って来た(この旅で3度目)。

 久しぶりに日勝峠越えたけど、東行きは楽でいい。西行きだと、十勝清水から先はいきなり急な登りだけど、東行きは日高市街からゆるゆると高度を上げての峠だからな。非力な軽自動車乗りにとっては、西行きよりも東行きが良い。

 帯広市内の、何回か利用したことのある日帰り温泉で入浴する。住宅街のど真ん中にある、不思議な温泉である。
 それにしても、相変わらずウェーイ系の客の多い、陰キャにはツラい公衆浴場だ。モール系の茶色いお湯は心地良いのだけれど、浴槽でザッパザッパ波立てて荒ぶる客を見てると、なんか落ち着かん。

 「道の駅おとふけ なつぞらのふる里」に立ち寄る。
 トイレは綺麗だった。でも、「トイレ利用のマナーについてのポスター」を見ると、いわゆる「車中泊」の人達の質の悪さが目立つな。
 歯磨きは微妙だけど、洗髪・食器洗い、ましてや糞便の処理をトイレの洗面台でやるのは問題外だわな。嫌われても仕方がないな。駐車場にはヘッドライト点けっ放し・アイドリングしっ放しのSUVが何台もいる等、カオスである。ここはダメな道の駅だなと思いつつ出発。

 その後、怪しげな道を淡々と走って「道の駅 しらぬか恋問」に午前2時30分頃に到着。


 仮眠して朝起きたら、外はなかなかに荒れた波が打ち寄せていた。

海塩粒子をドバドバ浴びております。鉄が錆びる〜。

 どんよりとした曇りくらいで、そんなに天気は崩れてなさそうなのにねえ。
 先日、ここの横を通った時とは全然違うねえ。やっぱり、19日の夜に一荒れしてから、冬のお天気に入れ替わったということかねえ。
 夜、車中で仮眠してても寒くなったし。

 その後、朝ごはん代わりのドリトスを食べて、釧路市立美術館へ。

立派な建物ですね。幣舞橋渡って丘の上にあるのね

 ここは「生涯学習センター」のビルにいろんな施設が入居してるのね。最初は、美術館がどこにあるのか分からくてウロウロした。

「美術館は3階です」

 遥々走って来た「原田治展」だけれど、規模的にはミニ展覧会程度で、約1時間位で見終わった。

一応、念の為に写り込んでたスタッフの方は消しゴムマジックで消しました。

 労力に見合わない気もしないでもないけれど、まあ、展覧会はこんなもんでしょう。
 展示の内容自体は図録を読めば把握できるけれど、「現物を自分の目で見る」ことに価値があるということで。


 ということで、さて、どうしようか。
 23日の午後に旭川に居たいのだけれど。

 温根湯温泉にある「山の水族館」に行きたい気もするけれど、再訪だし、わざわざまた北見の方へ行くのもなあ。
 それに、そこから旭川までのルートが…。石北峠は、三国峠を降るために既に越えたし、遠軽から白滝を抜けて上川→旭川も数日前に走ってる。

 今回、道央の真ん中の富良野・美瑛には未だ進入していないので、それならば釧路市→帯広→新得→富良野→美瑛→旭川というのが、無理がなさそうで良い。

 ということで今日の午後のルートは、それに決めた。富良野の手前まで進んでおこう。

 なるべく同じ道は走らないようにしているけれど、浦幌町で国道38号から道道1038号に入って、海岸沿いを走るのは致し方ないな。海岸線ギリギリを走る景観の良さは、何度走っても飽きないものがある。

 先日はパスした「昆布刈石展望台」にも寄ってみた。

西側からの方が、高低差も少ないし、安心ですな。

 東側から登る道は崖に面していて、「落ちたら死ぬ」と思うと、滑りやすい砂利敷きの道はちょっと恐ろしい。

これは西向きに進む帰り道の様子。こっちは崖に面してないので、心理的にはマシ。

 調子に乗って走ってたら、ズルっとして、思わずカウンター当ててました。

 それにしても、スケールの大きな絶景ですな。
 外海である太平洋に直に面してるんですよね。対岸は北米大陸になるんだよねえ。

 アブのような虫が飛び回っていたので車から外には出なかったのだけれど、もう少し寒くなって、そういう虫類が絶えた後ならば、昼の景色も、夜に星見るのも絶好の場所じゃないかしら。その時期だと、晴天のタイミング狙うのが難しそうだけれど。


 ゆるゆると帯広近郊まで帰ってきた。
 朝6時にドリトス食べただけなのでお腹が空いた。
 いろいろ考えたけれど、すっかり気に入ってしまった「インデアン」のカレーを食べることにした。で、夜は、名残りの豚丼のつもり。

 ということで、数日前にも来たインデアン音更店を再訪。

 前回は「インデアンルー/辛さは普通/大盛り/カツをトッピング」だったのだけれど、食べログのクチコミを見てたら「チキンにチーズをトッピングしたら、最高だった」とのことで、気になっていたので「チキン/辛さは中辛/大盛り/チーズをトッピング」にしてみた。
普段食べ慣れてるココイチのシャビシャビなルーとは違う。

 なるほど、濃厚な牛肉の風味を強く感じた「インデアンルー」と違い、「ベーシックルー」はそこまで牛肉の風味の主張が強くなく、これは食べやすい。
チーズはどこに居るのかね?

 ホロっと解れる大き目なチキンも美味しい。チーズは、溶け込み過ぎていて存在がよくわからんかった。まあ、でも、美味いカレーだった。

 ところで、器の形状のせいか「大盛り」というほど大盛りでもない気がするんだよね。まだ、もう少し食べられそう。簡単に来られる店でもないから、せっかくだし、もう一つ食べよう。

 ということで、「インデアン/辛さは中辛/大盛り/エビをトッピング」を追加注文。前回来た時に「エビエビの辛さ普通」という他のお客さんの注文が気になったんだよね。
 素直に「エビ」にするべきなのかもしれないけれど、「エビ」は「ベーシックルー」だから今食べてる「チキン」とカレールーは変わらない。「インデアンルー」との違いが知りたかったので、あえて「インデアンにエビをトッピング」としてみた。

「スプーン、替えますか?」「いえ。わざわざ洗い物増やすまでもないですし。」

 おお。エビたっぷりだ。
 食べてみると、なるほど、牛肉の風味強め。
 エビが割と淡白なので、牛肉の風味の強さに負けてしまっている感じ。

芸の無い写真ですみません…。

 食感的にも、それ程弾力感が強くない「むきエビ(小さめな芝海老?)」なので、エビの主張が弱いな。ここは、やっぱり車海老系の、強いエビが欲しい所かな。ルーがマイルドな「ベーシックルー」なら、コレでもまったく問題はないんだろうけれど。

 やっぱり「適材適所」は何にでもあるもので、ルーの味そのものを楽しむのなら「インデアンルー」、併せた食材の風味も楽しむのなら「ベーシックルー」ということなのだろう。
 「インデアンルー」は、ルー自体に負けないようなトッピングじゃないと、トータルで楽しめない気がする。
 ルーにはもう1種類「野菜ルー」というのがあるのだけれど、野菜好きじゃないし、敢えて選ぶ必要はないかな。
 いつになるかはわからないけど、今度来たら「エビ/辛さ普通/大盛り/エビをトッピング」を食べてみようと心に刻んで、店をあとにした。

 さすがにお腹一杯になったので、晩ごはんは抜くことに。
 豚丼は、なんなら自宅で拵えてもいいからねえ。
 しばらくの間複合店舗の駐車場の隅っこで腹ごなしの昼寝と洒落込む。こういう気楽さが車で旅することの良さであるな。食べてすぐ寝ると牛になるけどな。


 気持ちよく昼寝をしていたら、午後6時を過ぎていた。慌てる必要は無いのだけれど、そろそろ動こうか。
 複合店舗の向かい側のガソリンスタンドで燃料を満タンにして「道の駅 南ふらの」へ。

 そうして、午後8時半に到着し、今、記事を投稿するところ。
 昨日〜今日の走行距離は350km程。距離はたいしたことないけれど、今回の旅の序盤で一度訪れた帯広・釧路方面にまたまた舞い戻るというのは、おかしい人の行動だと我ながら思う。合理的じゃないわな。


 さて、投稿したら、眠ることにしよう。
 あまり冷え込まないといいんだけどねえ。
 おやすみなさい。



2024年10月20日日曜日

今日は歌登でボーっとしてた


 天気予報の通り、昨夜遅くからしばらくの間雪が降った。

 名寄で溜まった洗濯物をどうにかしようとコインランドリーに入った。
 洗濯機で洗濯している間は、車の中の整理整頓をしていた。
 洗濯が終わり、洗濯物を乾燥機に移し替えて10分間乾燥させ、取り出した物をざっくり畳んで着替えを入れている収納袋に収めて、さて、「車に乗って出発やね」と店の外に出てびっくり。この20分位の間に外は雪になっていた。


 名古屋はまだ秋真っ只中なので、当然雪なんてこの時期には降りはしない。なので、これが今シーズン初めての雪になる。
 降り始めから間も無いせいか、路面は濡れているだけで走行には支障はない。
 せっかくなので、もう少し北の方へ進むことにして、結局、「道の駅 おといねっぷ」で仮眠。

 明け方、寒くて目が覚める。
 「環境と燃費に良くない」とは思いつつも、足元の寒さに耐えられず、しばらくの間エンジンを掛けて暖房してからもう一度眠った。

 午前6時頃に、再び寒さで目覚めた。
 もう、外は明るくなっていたので、昨晩買っておいたパンを食べ、トイレを済ませたら走り出すことにする。
 積雪して、路面がヤバそうなら引き返すつもりで、国道275号で天北峠・敏音知岳方面へ向かう。


 「もしかして、雪、かなり積もっているのかな」と恐る恐る走っていったのだが、路面にはまったく雪が無い。それでも、凍結とかしていると怖いので、慎重に進んでいく。

 薄っすら雪化粧した敏音知岳を眺めながら、進む。
 「道の駅 ピンネシリ」の駐車場には1台も車は停まっていなかった。

 さて、これからどうしようか。
 このまま浜頓別まで行ってしまうと、一昨日走った国道238号をもう一度走るしかなくなる。それはさすがにアホらしい。ではどうするか。中頓別から道道120号で、南東へ向かって進み、どこかで一休みして、その後は決めよう。

 そうして、歌登の一角にある駐車公園に辿り着き、一休みしたら、居心地の良さについつい長居してしまったと言う訳だ。

 シートを倒してのんびりと本を読んだり、昼寝をしたり。セイコマでお昼ご飯買って食べ、また昼寝したり…。

 さすがに「このままではイカン」と思って日が傾いた15時過ぎに、今日の残りの行程を決めた。
 朱鞠内湖へ出て、その後北竜町から増毛町へ。そろそろ道北にも飽きてきたので、月末頃の帰宅を視野に入れて南下し始めようというところ。

 そうして、今は増毛の町外れで一休み中。
 寒くて起きてしまったら、そのまま国道231号を石狩方面へ進むことにしよう。燃料の残りの具合もあるので、暖房の為にアイドリングするくらいならば、いっそ走ってしまった方が良いだろうから。
 ここから札幌まで120km程。これから走り出しても、2時間半あればたどり着けるのかと思うと、停まって一休みするか、走るのかが悩ましいところである。
 都会の札幌まで行けば、夜中でもどこかの飲食店は営業していて、「何か温かい物が食べられる」のに心惹かれる……。
 うーん、小腹が空いているんだよねえ。