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2023年8月11日金曜日

致し方なく(?)3回目 「特別編 響け! ユーフォニアム アンサンブルコンテスト」

 「スケジュール的に繰り合わず」とか言ってたのに、舌の根も乾かぬ内に3回目を観覧した。

 ま、いろいろと都合と行き違いとがあって、「止むを得ず」「引くに引けず」、ですわ。あはははは…。
 「観客動員数+1」として興行成績に貢献出来れば幸いです。




 所は「イオンシネマ大高」。
 我が家から最寄りの映画館になるのだけれど、実は未だにここで映画を見たことがない。
 裏道を知っているから、道中が少々混んでいても15〜20分で行ける。これは楽で良い。




 「イオンはショッピングセンター」という意識から、どうしても「お値打ち」「お買い得」という観念が浮かんでしまう。
 だからと言う訳でもないのだけれど、なんだかイオンシネマは作りが安っぽい気がしてならず、そのせいか「映画を見る時のワクワク感」が割引されてしまうような感じが拭えない。

 未だ記事にはしていないけれど、昨秋出かけた「イオンシネマ海老名」も安っぽかったもんなあ。
 もっとも、あれは旧「ワーナー・マイカル・シネマズ」の映画館だから、イオンシネマに罪はないのだろうけれど。(⁠^⁠^⁠;

 イオンシネマでも「ULTIRA(ウルティラ)」みたいに、上映システムにお金を掛けた所もあるのだけれど、そんなところでも、何と言うか建物的には安っぽいんだよねえ。
 せめてシートをもう少しグレードアップしてもらえればとは思うのだけれど。
 なんというか、アーケードの「レースゲーの筐体の一部」みたいな安っぽいシートが、価値を下げているまず第一の原因のような気がする。




 イオンシネマへの悪口はそれくらいにして、ほんの少しだけ感想にも触れておこうか。

 3度目の今回で心に残ったのは、

 ○黄前ちゃんがさっちゃんの頭を撫でながら話しかける「良い子」
 ○つばめちゃんが渡り廊下で発する決意の言葉「そっか」
 ○黄前ちゃんと麗奈が手を洗った後にじゃれ合うシーンの、黄前ちゃんのセリフ

 かな。

 あとは、1・2回目の時にも思ったのだけれど、みぞれ先輩の喋りが少し自発的に感じた。これは「リズと青い鳥」で一皮剥けたからなのだろう。きっと。



 「部での実績・貢献」と「演奏の実力」との相克は、麗奈と中世古先輩の時の再演になるのか…。皮肉だな。
 そこで得る答えはどんな物語をもたらすんだろう。来年春の第3期は、興味深くもあり怖くもあるところ。


 
 解釈やら演奏そのものの技術はひとまずおいておくとして、楽器を奏でた時の個性ってどこで出るんだろうね。
 特に管楽器での「個性」って、どうなのかしら。
 最近、初めてちゃんと吹奏楽の生演奏を聞いた時のCD(※)を、なんとなく聴きかえしているのだけれど、「この音と、北宇治の音とはどう違うのだろうか」とか考えている。答えは得られるのかなあ…? 自分でやってみないとわからないのかしらん?


 さてと。
 果たして映画館で4回目を見る機会はあるのだろうか。秋の終わりまでは、忙しいからなあ…。

 当方、お仕事が休みの土・日・祝にはよほどのことがない限り映画館へ行く気にならない人なので。
 映画は、平日に見るのが良いのよね。



※:
 1985年の「エンパイア・ブラス」の日本ツアーが、ホールでクラシック系の音楽をライブで聴いた初体験でした。
 この時の公演については幸いにも「エンパイア・ブラス・イン・ジャパン」というCDがあり、今でもその時の演奏を聴き返すことが出来るのです。
 Amazonとかで検索してもヒットしなかったのですが、この方のブログでCDの内容を確かめることが出来ます。ありがたや。

こだわりの挽きたてクラシックカフェ


 CD、ウチにもあるんですが、CDからデータを取り込んでMP3に変換した後は、宅内で行方不明なもので…。

 1曲目、ドビュッシーの「前奏曲(ベルガマスク組曲から。ベルガマスク組曲は『月の光』で有名ですよね)」とか、ブログ主の方の感想と同意見で、元がピアノの曲だなんて忘れてしまう程の素晴らしさ。

 収録は東京の人見記念講堂でのもので、私が聴いた愛知県の厚生年金会館でのものではないのですが、CDの最後の1曲である「星条旗よ永遠なれ」を聴くと、会場が盛り上がった時の光景を思い出すことが出来ます。

 もう40年近く前になるのね。
 

2023年8月10日木曜日

合わないんだ、きっと 「サマーウォーズ」

 「アンサンブルコンテスト」の記事の末尾で書いた「別の映画」とは、「サマーウォーズ」。

 いつもなら、気になる作品は出来る限り封切り日の初回上映を見るのだけれど、最近はパンフレット等が売り切れる可能性の高い時もあるので、今回の「アンサンブルコンテスト」ではあえて初回上映を見送り、欲しい物を買ってから落ち着いて見ることにした。
 ただ見るシアターにはこだわりたく、そこそこ大きめのスクリーンで掛かる回を選んだら15時15分の開始の回になった。
 お仕事の都合で複数日通うのが無理っぽいので、同じ日の内に再見することにして、引き続き16時40分の回で本日2回目の「アンサンブルコンテスト」。


 「せっかく映画館まで来ているのなら、もう1作品見ていこうか」と考えていたら、手頃な上映開示時刻に「サマーウォーズ」の再上映があったので、見てみることにした。

 細田守監督の「サマーウォーズ」は2009年の作品で、その前の「時をかける少女」の評判が高かったので気にはなっていた。
 が、今程映画を見ていなかった時期なので、リアルタイムで映画館で見たことはない。
 また、CMの入るテレビ放送では映画を見る気にならないし、レンタルや購入で見る程でもないので見なかった。つまり初見である。
 ポスターと、たまにWebで引っ掛かって関連情報に触れるくらいで、薄っすらとした予備知識しかない。なので、それなりには「ワクワク」しながら見始めたのだが…。


 長く語る程でもないので端的に結論を書くと、感想は「んんん? こんなもんかぁ〜」であった。

 なんというか、「大袈裟なギミックで誤魔化された気分」である。
 絶対的な「OZ」のシステム感の描き方は凄かったけれど…。たかが仮想世界のアカウントの権限が、現実世界の誰かの職務上の権限とほぼ同一で、リアルに世界を制御出来てしまうというのはあり得ないでしょ。詰めが甘くないかしら。

 「目眩ましに大袈裟なギミックを使う」のは、「ジャケ買い」と宣伝に幻惑されて複数枚前売券を買ってしまったばっかりに、苦行のように観覧した「未来のミライ」も本質的には変わらないと思う。


 「夏希先輩」も、観客に対して魅力を語るシーンがあまりにも少なく、単に「おじさんに惚れてた自己中なお姉さん」にしか思えなかった。奇しくも同じ読みとなるユーフォの「夏紀先輩」の方が、圧倒的に魅力的だ。
 神木隆之介が主役の高校生男子を演じるのだけれど、キャラと相まって印象が薄い。
 同じような役どころだった「君の名は。」とはエラく違うのね。

 最後はハッピーエンドではあるのだけれど、あまりにも取って付けたような終わらせ方に、「そうですかー」としか思えなかった。

 陣内家の次男役で出演しておられた故・永井一郎さんの声を懐かしく聞き、「まだ、皆使ってるのガラケーなんだなぁ」と思ったのが、脳内に残った印象であった。


 「未来のミライ」での経験を元に、「竜とそばかすの姫」は一切見なかった。
 確か「1秒先の彼女」を観に行った時に、大々的に上映していたのを横目に見ていた記憶がある。

 「合う」「合わない」で言えば、私と細田守監督の創る作品とは「合わない」のだろう。
 一本見ただけでは「たまたまその作品がダメだった」という可能性もあるから分からないけれど、複数本見て「んんん?」と思うということは、そういうことなんだろうな。


 そういえば、「1秒先の彼女」、リメイクされましたね。あの作品を見れば、そりゃ作りたくなりますよね。でもなー、宮藤官九郎脚本だからなぁ…。好みではないというのと、スケジュール的に繰り合わず、結局見ずに終わってしまった。
 その内アマプラとかで配信しそうだし…。
 「それで見ればいいか」と思ってしまって。