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2011年1月10日月曜日

遅々として進まず

 3連休!
 ねえ、3連休ですよ、3連休!

 もうすぐ、終わっちゃうけど。


 せっかくの3連休でしたけど、土曜日にお医者へ出掛けた以外は、ほとんど外出しませんでしたなあ。おうち大好きですからね。

 そんな私が、お部屋に籠もってチマチマと進めているのが「紙の電子化」です。
 年明け早々から取り組んでいるのですが、あまり進んでいません。
 何故かというと、「こだわりがあったから」でしょうね、たぶん。

 職場でも富士ゼロックスの文書管理ソフト「DocuWorks」を片時も離さずと言って良い程頻用しているのですが、その便利さは、紙を扱う者にとっては最高に近いものがあります。
 紙と文房具とデスクトップという現実を、実に上手に仮想化しており、精密な図面を書くことと表計算以外の机の上での作業は、ほとんどこなせるのではないかと思う程に惚れ込んでおります。

 「この使い勝手を、自宅での紙電子化作業でも何とか使えぬものか」と思い、型落ちのDocuWorksをアウトレットで手に入れ、その関連ソフトとして、ScanSnapの出力を劣化無しでDocuWorks上に取り込む「直納☆DocuWorks」というのも導入しました。


 してみたところ、目的は簡単に達成され、取り込んだ1冊分の雑誌のデータを好きなように加工して最終目的であるAcrobat形式での出力が出来るようになりました。

 いくらシートフィード能力の高いScanSnapとは言え、紙質の良くない雑誌を相手にしている以上、詰まることもあるので、いつも単純にページ順に取り込める訳ではないですからね。
 適当に束ねてScanSnapに通しているので、文書の方向(縦横とか)を自動で判断させているのですが、これも判断が狂う時があり、縦横が入り交じった状態になることもあります。

 それらの問題を、DocuWorks上でサバくことで、簡単に望みの状態に束ね直すことが出来ます。整理完成した状態でAcrobat形式出力できるので、本当に楽ですわ。


 ただし、操作の楽さと引き替えに、処理の遅さという問題もあります。
 Acrobat形式のファイルを取り込んでDocuWorks形式に変換することも、見かけ上問題は無いのですが、それを更にAcrobat形式に出力し直すと、明らかに劣化します。
 変換を何度も掛けているので致し方ない所ですが、紙という実体を捨ててしまう以上、出来る限り綺麗に取って置きたいので、劣化してしまうのは残念です。

 だから劣化しない「直納☆DocuWorks」を使う訳ですが、この場合のDocuWorksへの取り込み処理が、相当に時間が掛かるのです。
 普段使用しているパソコンが、世代的にいくらか古めなので、致し方ないとは思うのですが、部屋の中に山積している雑誌の山を消化していくには、ちょっと厳しい感じです。


 そこで、時間と品質と手間を秤に掛けて、別の方法に変更しました。
 ScanSnapからAcrobat形式で出力されているのですから、Acrobat形式のままで扱うことにすればいいのです。「pdfsam」という、Acrobatファイルを分割したり結合したり回転させたり出来るソフトを使うことにしました。
 あと、解像度や品質を若干下げることで、サイズと処理時間を減らすようにもしました。


 そんなこんなで、やっとこさ段ボール箱2箱分の雑誌や本を電子化しました。
 雑誌や本の残骸は、どうしようもないので、近所の古紙リサイクル屋さんの回収コンテナに捨てに行きました。
 本や雑誌を切り刻んでしまうのは、ちょっと背徳感がありますが、回収コンテナに「ザザーっ」と捨てる瞬間は、ちょっと爽快感があります。

 この調子で、冬の間は「紙の電子化」に励もうと思います。


 あ、DocuWorksは、Webページの仮想印刷用や、その他の書類の整理用に活用しているので、全然無駄にはなっていません。
 そう言う訳で、紙の電子化の主戦力にはなってはいないのですが、もうちょっと抽出処理の時間さえ早ければなあ……。便利なのになー。