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2021年10月14日木曜日

着荷と「金ロー」と…


 嬉しい気分もするけれど、今日はグチグチしています。
 季節はずれの暑さが続いているので、ちょっとお疲れモードということで…。



 「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のBlu-rayが着荷しましたよ。
 到着が早かったのは、Amazonと楽天ブックス。どちらもフラゲになる10月12日の到着でした。
 京アニショップは、本来の発売日に合わせたのか、10月13日到着。
 無事に4セット手元に揃いました。


一応、アパーチャーモードで三方背の顔にピント合わせたんですけどね…。
京アニショップの特典の「目」が「八方睨み」ぽくなっちゃって……。
ピント合ってないはずなのに視線がそこに持ってかれちゃう………。


 まあ、買ったからといって、すぐに鑑賞するかと言えば、そうでもなく、機材が整ってからになると思いますが。
 これまでにも何度か書いていますが、なんといいますか、映画館のスクリーンで見た時のサイズ感と比べると、家庭での視聴は同じにはならないんですよね(そりゃそうだ)。
 なので、自分が得心いく機材が揃うまでは、当分お預けになると思います。
 ……いつになるんですかねえ?


 まあ、見なくても、ほとんどの印象的なシーンは脳内で思い出せるし。
 あえて確認したいとすれば、ホッジンズ社長と共にエカルテ島へ少佐を訪ねる出発の場面の、ヴァイオレットのセリフくらいでしょうか。
 36回見てますけど、あそこは未だにセリフを覚えられてません。畳み掛けるようなシーンだからなあ。


それはそうと、Amazonの梱包が割と雑で…。
止めてるテープが結構粘着力の強いヤツで、粗相しないかドキドキでした。
外包みもプチプチ一体型の灰色ビニール袋。
せめて、ダンボール箱に入れて欲しいなあ。

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 10月29日・11月5日の日テレ系「金曜ロードショー」で「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の連続放映があるのですね。
 29日はテレビシリーズからの抜粋の特別編を、5日は2019年公開の「外伝」を、それぞれ放映するのだそうで。

 否定的見解で申し訳ないのですが、現時点では、「うーん」って感じです。

 昨年の「劇場版」公開当初の時点でテレビシリーズを全く見ていなかった当方が言うのも説得力に欠けるのですが、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」シリーズって、ちゃんとテレビシリーズを見ていないと「得られる感動の総量」が減ってしまうと思うんですよね。
 私自身、途中で全話分の録画データを見るまでは、話がとらえ切れていなかったですから。

 少なくとも第1話、第3話、第5話、第7話、第9話、第10話は全て見ていないと。
 特に第10話は「劇場版」に直接繋がるので、劇場版の大枠となる「デイジーがヴァイオレットの後半生を辿る理由と、その結果・結末」がピンとこないですよね。
 だから、「劇場版」公開後に「冒頭10分間の映像公開」ってやってましたが、あれを見て「面白そう。見に行こう」っていう集客に結びついたかというと、少々疑問なのです。

 もっとも、今回の特別版は監督他のスタッフによる編集だそうですから、抜かりはないと思いますけれど。


 今回の「金曜ロードショー」での放映には、日テレさんもある程度力を入れているようで、局アナやらタレントやらの作品へのコメントを広報したりしてるんですけれど、あれも少々疑問なのです。
 「泣ける」「泣ける」言われても、「そういうものか?」と思ってしまいませんか?
 鑑賞者自身が物語を十分に見終わった結果として泣くのであって、自動的に泣くようになっている訳じゃない。期待値(閾値)に届かなかったら、泣かないかもしれませんよ?


 局の思う「視聴率獲得」と、製作者の「新規視聴者(顧客)獲得」は、必ずしも同じ成功にはならないかもしれません。

 テレビ朝日系で「君の名は。」「天気の子」を放送した時の視聴率のデータが無いので検証出来ないのですが、そもそも、テレビ(特に民放)で映画を放送する価値はもはや無いのではないかと思うのです。
 積極的に見たいと思っている人は、劇場なり配信なりで見ている訳だし、「そういえば、話題になってたやつか」程度の人しか見ないのではないかと思うんです。

 局は、見てもらえさえすれば数字になるので「よし」として、製作者側は何らかの売り上げにならないと意味が薄いですよね。
 あ、まあ、放映料としての収入にはなるか。
 あわよくば、「出たばかりの『劇場版』のレンタルなり販売なりに結び付けばそれでよい」という程度の広報ですかね。


 どんなヒット作であっても、世間一般からすれば多数の作品の内の「one of them」にしか過ぎない訳で、ずーっと付き合ってくれるのは一握りの人達。
 大体、一回見ればそれで終わりですもんね。
 そう考えると、ヒット作なんていうのも、ある種虚しいものですねえ。


 あ、民放テレビ局で「映画」を放映する事に否定的なのは、これも繰り返しになるのですが、「CMでぶつ切りになるから」です。

 今回の「外伝」は「本編ノーカット」だそうですから、最初から最後まで見れば内容そのものは伝わるとは思うのですが、CMが挟まることで集中が切れるのは避けられません。
 となると「見た」というだけで、込められた意味の伝達具合は何割かは下がってしまう。下がっても有意に伝わっていればいいのですけれど…。

 録画してCMカットすると、編集点探す時にあらすじは理解できちゃうから、初見のワクワクは無くなるし。うーん、素直に、レンタルで借りてきますよねー。

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 等と考えてるのは、世間様とはズレているフィフテイのオタオヤジだけですよね。きっと。


 ま、何にせよ、「劇場版」のメディアが無事に発売されてよかったです。
 少しでも、世間様にヴァイオレットちゃんの物語が広まりますように。


追記:
 10月14日05時00分時点で金曜ロードショーのサイトの「見たい」の数を見てみると、「特別編集版」は25046、「外伝」は14664でした。対象が全国とした場合に25046人がどういう価値を持つのかは判断し難いのですが、結構注目は集めているみたいですね。
 「外伝」の数字については、「特別編集版」を見て興味を持つ人が出ればもっと伸びるかな。
 でも、「外伝」はちょっと悲しいお話だと思うので…。