最近は、年取ったからか、異様に早起きすることが多々あります。
今朝は、午前2時15分に目が覚めました。もっとも、流石にこの時間は早起きの範疇を越えていて、どちらかというと「不眠症」の領域ですが。
ところで、夏至から少し過ぎた今朝の天文薄明は、当地の場合午前2時53分から始まるようで、「なるほど、確かに『まだ宵ながら明けぬるを』だな」と、実感しております。
夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづくに 月宿るらむ(『古今和歌集』夏166)
歌の作者•清原深養父(きよはらのふかやぶ)が、現役だった平安時代の朝は早く、下級の者は明け方には役所へ出勤していたそうです。
幸い、私が生きているのは現代ですから、まだ出勤までは3時間程あります。のんびりと二度寝でもして、もう少しの間夢とうつつの隙間をさ迷うことにします。