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2014年10月15日水曜日

「Kindle買ってみた。」その3




 コンテンツも幾つか試しに買ってみました。

 本物の本との比較という意味もあるので、既に手元にある本のkindle版を購入してます。ということで、ちょっと勿体無いけど、最初の2冊はお気に入りの本の中から選びます。石田五郎著「天文台日記」と、山田風太郎著「あと千回の晩飯」です。



 この2冊は、どちらもテキストデータとなっているので、フォントサイズを変えることができます。

 画面の大きさが決まっているので、大き過ぎるフォントにしてしまうと、1ページに数文字しか表示されないという状況も起こりかねませんから、そういう意味では限界がありますが、それでも最近目の見え方が若い頃とは変わって来た(?)私にとっては、フォントサイズをある程度調整出来るというのは有難いことです。

 幸いなことに、「あと千回の晩飯」の方は文庫版を見る限り挿絵等が無い本なので、白黒画面のkindleでも何ら不便さや残念さは感じません。捲りも、描画遅れている感じはあまり気になりません。まあ、少し滲む感じがするのは御愛嬌かな。





 続いて「天文台日記」の方ですが、これはお気に入りなので、ちょっとだけこだわりがありますよ。

 ウチには①ちくま少年図書館に収録されていた物(版は新しいですが)②中公文庫版(※)③kindle版と3種類ある訳ですが、①には、カラーの口絵•白黒の挿絵と、センターにもカラー図版があり、特に挿絵は話に応じていくつもあります。②には話の内容を理解する為の解説用の最低限の挿絵しかありません。③もベースが②の為か同様に最低限の挿絵しか収録されていないようです。もしかするとカラーディスプレイのkindleでは、カラー図版等もあるかもしれないので断言はしませんが、現時点ではそういう具合です。



 「カラーの口絵•白黒の挿絵…」の部分、本物のちくま少年図書館版はどうだったかの確認がしたくて、自室に行ってみたのですが、残念ながら越えられない壁の向こう側の書棚に収められているので、手に取って確かめられませんでした。いずれ壁を越えたら、確認してみます。脳内画像ライブラリーに強固に登録されているので自信はありますが、歳のせいか最近怪しいからなぁ。



 中公文庫版(※)は、棚に2冊目がありました(!)。どうやら「保管用」に2冊目も買っていたようです。保管用は、スリップも抜いていない状態ですね。「なんで1冊目と2冊目の違いが分かるんだ?」ですって? それはですね、中公文庫版(※)が出た直後に何故か偶然に仙台のジュンク堂で見かけて慌てて買ったからなんですね。「あ、文庫版出たんだ!」と思ったものですから、強烈に憶えております。帯もついてるので、帯無し•スリップ有りの2冊目とは間違う訳がないのです。



 余談が長くなってしまいましたが、この「部屋の中にあるんだけど、すぐには出てこない」という事態が起こらないのが電子書籍の良いところですね。端末さえ手元にあればライブラリーの容量の限界までは、蔵書が思いのままですからね。複数の端末からでも共有出来るというのも、便利そうです。ある端末が奥の方に取り残されることも有り得ますから、他の端末でもOKというのは助かりますねえ。



 まあ、「部屋、片付けようよ」と言われるとグーの音も出ませんが、本は溜まる物ですからねえ。


 ※ 後日追記:
 よくよく確認してみると、文庫版の発行元は「中央公論新社」でした。従って、所属する文庫シリーズの名称は「中公文庫」となります。
 当初投稿時は「ちくま文庫」と記述しておりましたが、それは誤りでした。当該部分を訂正しました。
 こういう事があると、ますます自分の記憶が怪しく思えますねえ。困ったものです。愛着のある本なのになあ…。
 (^^;;