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2023年11月23日木曜日

関空からの帰り道


 今回の訪タイでは一度も日本食を食べなかった。

 5年前の時は何回か日本食を食べた記憶があるのだけれど、同じメンバーであるのにもかかわらず今回は食べなかった。
 まあ、参加者も年を取って、そもそも食べる量も減っているし、「日本に帰れば嫌でも日本食を食べるのだから、なにもここで日本食を食べる必要はない」という意向が強かったし。


 そんなこともあって、「帰国したら、何を食べようか?」という思いが日に日に強まり、就寝前に食べログで関空到着後に何を食べるかを熱心に調べたりしていた。


 帰国便に乗るまでに、ちょいと小腹を満たしておいた方が良いだろうということでスワンナプーム国際空港のローカル向けっぽいフードコートで雲呑を食べておいた。

 とは言うものの、関空に到着するまでには10時間ほど掛かっており、お腹はペコペコになっていた。
 分かって利用しているから問題はないのだけれど、LCCのPeachには、通常の機内食サービスはないから。

 駐車場のマイカーに乗り込んだら、タイでの思い出も何も一切念頭から消え、ただただこの後の朝食のみに集中である。

 タイでも、もちろん魚介類は食べたのだけれど、全部加熱調理の料理ばかりで、生の魚介が食べたかった。だから帰国後の第1食は「刺身」と決めていた。

 ということで、関空からほど近い泉佐野漁協青空市場にある「イルカ」へダッシュでゴー!

市場の建物の屋上にあるのね。テラス席も結構あるっぽい。

 週末等は行列する人気店とのことだけれど、なんせ平日火曜日の開店狙いである。
 余裕で一番乗りを果たし、うまうまを満喫した。

海鮮丼! うま〜♪

穴子天! 熱々サクサク!! うまうま〜♫

 海鮮丼のご飯大盛り+穴子天で、〆て3,010円也。
 ポン酢をつけて食べる穴子天は、実に美味かった。普通の天つゆよりもさっぱりしていて、食べやすかった気がする。
 海鮮丼ももちろん美味かったのだが、ご飯が冷ましたすし飯ではないため、甘海老の殻を剥いているうちに一部の刺身に火が通ってしまっていたことから、同じ内容の刺身定食の方を選ぶのが賢明であると思われる。

 実に素敵なお店であり、家の近くにあるのならば喜んで通うところだけれど、さすがに片道200kmとあってはそうはいかん。
 残念だけれど、「関空利用時には寄る」「こっちの方に来た時は寄る」ということになるな。


 さて、無事に朝ご飯を食べ終わって帰途に就いたのは10時40分過ぎである。
 ご飯大盛りということもあってそれなりに満たされているから、小腹が空いたら道中どこかのコンビニに寄って何か軽食を摂ればそれでも良いのだけれど、せっかく普段は来ない地域に来ているのならば、もう一食食べても良いなと思った。

 本当ならば伊賀上野のお気に入りのレストランに寄りたいところだが、あいにくと今日は定休日の火曜日である。仕方がないので別のお店を探してみた。

 色々と候補はヒットしてくるのだけれど、無性にとんかつとスパゲティが食べたく、名張市の「ダイハン本店」に行ってみることにした。

いやぁ、昭和感満載ですねえ…。私は好きですよ。だって団塊ジュニアだもん。

 普通の喫茶店のようなのだけれど、供される料理は本格的なのだそうで、日替わりランチがなかなか良いのだそうだ。
 だが、当方はとんかつとスパゲティが食べたいのだ。ということで、「カツスパゲティー」を。あと、アイスコーヒーを単品で。
 本当は食事をとった客のみが注文できるドリンク+ミニプリンがお得なのだそうだか、お腹パンパンということを考えてドリンクのみとした。

カツスパ! 熱々うま〜♬

 アツアツの鉄板に盛られたスパゲティーの上にオリジナルのミートソースがたっぷり掛けられ、その上にこちらもアツアツのとんかつが載っている。

ミートソースには野菜が多め。しめじ等のきのこも入っている。

 食べてる途中の写真で申し訳ないのだけれど、鉄板スパの定跡通りに卵が敷かれている。
 オリジナルのミートソースは、ややトマトの酸味を感じるのだけれど、この卵のおかけで全体が多少丸くなっているように思う。個人的に食べやすくなっている気がした。出来れば、もう少し半熟気味だともっと良いのだけれど、調理の過程を考えると火が通ってしまうのも致し方ないかな。

 会計の時に、調理場を覗いたら、結構お年を召したお母さんをお見かけした。あのお母さんが調理をやってらっしゃるのかと思うと、ちょっと感傷的になった。まだまだお元気で頑張っていただきたいものだ。


 ということで、関西空港からは美味しい物を満喫した帰り道となった。

 約200kmとそれなりに距離はあったけれど、6時間程で無事帰宅。
 行きは時間の都合もあり高速道路中心のルーティングだったけれど、東名阪〜名阪国道〜西名阪はトラックも多くて走りにくく、疲れた。
 帰りは下道中心で、個人的に好きな「片側1車線の田舎国道」が多めということもあり、余り疲労を感じなかった。
 本来であればタイからの帰国後ということもあり肉体的には疲れているはずなのだが、美味しものを食べながらということもあってか、気分的に楽だったのだろう。

 東日本へは出掛ける頻度が高いけれど、関西始め西日本には余り出掛けないので、走った道も新鮮だったし、これからはこっちの方へ来るのも悪くはないと思った帰り道だった。