ということで、長年お世話になっている職場の大先輩方(今はOB)と、タイへ。
この時期のタイは気候がちょうど良く、今いる所だと最高気温が30℃くらい。それなりに風もあるので、お外を歩いていても苦にならない。
ホテルの部屋でも、エアコンをガンガンに効かせなくても、過ごすことが出来る。
窓を開けてもいいんだけど、網戸が無いから虫がねえ…。
昔はバンコク滞在を中心にした旅が多かったのだけれど、14〜15年前からは「パタヤ」というビーチリゾートに滞在する旅ばかり。
なので、今回もパタヤに滞在している。
パタヤというと、ベトナム戦争の頃、アメリカ軍の補給地・休養地として始まったことから「男性向けビーチリゾート」として名を馳せている。
だから、そういうお店もたくさんあって、街全体に「不純感」「ろくでもない感」が蔓延しているから、嫌な人にとっては「そもそも対象にならない目的地」だろうな。
でも、長い間「外人」を受け入れていることから醸成される「容認されてる感じ」もあって。
「どうせ観光の外人さんだからね」という感じで、適当にあしらってくれるから、楽ちんで良い。
タイ語と英語と日本語のちゃんぽんで、なんとなく通じるし。
単に居心地の良い滞在先として悪くはないと思い、結構、気に入っている。猥雑さを楽しむ感じかな。
大きなショッピングモールがいくつもできた頃から、街の雰囲気が変わったと思う。
単なるセックスツーリズムのビーチリゾートではなく、普通の観光客を誘致できるそれなりに健全なビーチリゾートへと変貌しているように思う。
「世界一お下劣で不健全な通り」こと「ウォーキング・ストリート」という所が、「その下劣さを見物する観光地」となり、中国人の団体観光客がツアーガイドに引率されて歩いているのを見ると、「あー、下劣さを逆手に取っての売り方もあるのか」って思ったりする。白人の家族連れが物珍しそうにうろきょろしながらあるいてたりすると「平和な所になったねえ」と思ったりもするし。
もっとも、そうなると、本来持っていた「邪悪さ」が薄れていってしまい、土地の独自性が減じて「観光地としての価値」が無くなっていくのだけれど。
それでも、先のことを考えて「それなりに健全なビーチリゾート」を目指したのだろう。
海岸沿いのインフラの再整備も進んでいるし、今度来る時には、また少し快適さが増えているのだろうな。
滞在しているホテルは「中の下」位の、たいしたことのない所。
でも、必要な物は揃っているし、大き過ぎない規模なのでスタッフの目がそれなりに行き届いているから、居心地が良いし。
ホテルへ帰ってきた時に、エレベーターに乗り合わせたスタッフと立ち話したりね。
何より立地が抜群で、手頃な距離にコンビニもショッピングモールもあるし、巡回バスのルートにも出やすい。
面する小路はそれなりに人通りもあって、夜でも、例えば「晩ご飯を食べてから軽く飲んで、ちょっと遅く」なっても安心してホテルに帰ってこられる。
夜に一人では歩きたくない通りもあるから、気楽さが違う。
骨休めが目的なので、特に何もしない。
朝ごはんを食べたら、午前中は部屋でのんびり読書。
お店で待ち合わせて昼ご飯を食べたら、後はぶらぶら散歩しながらホテルへ戻って、昼寝したり読書したり。
晩ご飯は、食べたり食べなかったり。
先輩方と落ち合って軽く飲んでから、また、ぶらぶら散歩しながら部屋へ帰る。
シャワーで汗を流したら、垂れ流しのテレビをBGV代わりにしながら、日記を書いたり読書したり。
昔から現地のテレビ番組を眺めるのは好きだ。
言葉は分からないけれど、なんとなく言いたいことは伝わる気がする。
タイといえば「国王賛歌」。
テレビでも決まった時刻にMVが流れるのだけれど、今回の旅ではまだ見ていないな。
流れてる時刻に、部屋に居ないことが多かったからかしら。
あれを見ないと「タイに来た」という感じが幾らか損なわれるからなあ。
いやー、やっぱり、現地のテレビで見たいっすなぁ。
なんだか本ばかり読んでいた。
読みたいと思ってたけど、分厚くて内容も重いので「まとまった時間のある時に読もう」と思っていた本を読むのにちょうど良かった。
関連書籍をダウンロードしたりして、こういう時電子書籍って便利だなあと思う。文庫本持ってくるのも、なかなか面倒だしね。
広いベットでのびのびと眠り、なんもせずにボケ~っと過ごす。
そんな滞在も今日でおしまい。
長過ぎると、それはそれでストレスも溜まるし、6〜7日間の滞在がちょうど良いのだろう。
来年のことはどうなるかわからないけれど、また、適当な時期に来たいものですな。
今回の旅は、関西空港からのPeach利用なので、名古屋まで帰るのが面倒なんだよね…。
しかも、マイカーだし……。(^^;