前々回の記事と同じような写真ですみません。
「ふらいんぐうぃっち」は勿論なのですが、「いとみち」というのもあるんですね。こっちは小説で、「陽だまりの彼女」の作者さんのなんですね。
これも、加工ソフトでいじくっているので、本当はこんなに明るくはないっす。
お話としては、黄前ちゃん達が2年生になった年の吹奏楽コンクールまでの日々が描かれています。
ユーフォニアムシリーズの前作「リズと青い鳥」の、いわば表側のストーリーで、みぞれと希美の物語と同時進行で動いていたものなんですね。
なので、前作「リズと青い鳥」を見込んでいると、折に触れて「あ…」と思う場面があります。
多数の登場人物達がそれぞれの物語を紡いでいることを、リアリティを持って想像出来るので、一作目から積み重ねてきたユーフォニアムシリーズの話の厚みをしみじみと感じますね。
関西大会での演奏、素晴らしかったです。
「リズと青い鳥って、こうだったんだ」と、深く味わえました。
演奏シーン、よくあるクラシックの演奏会の番組のように、北宇治高校の演奏をカメラで捉え続けるように展開していくのですが、「そんなのまで、エフェクトで再現するの?」と思うほどの出来でした。
北宇治高校の演奏が終わったところで、思わず拍手したくなってしまうほど、私の心に残る演奏シーンだったなあ。
これ、音響に力を入れている館で観たいなあ。
出来れば、極上音響で観たいっす。
ということで、偏愛するシネマシティの上映予定を見たけど、今のところ何も記載が無いんですよね。
まあ、前作「リズと青い鳥」の時のように、遅れ公開で何かを企画してくれるでしょうから、それを期待したいと思ってます。
この10連休は、東北の方へ遠出するつもりなのですが、どうしようかな。
なんか、映画館に通うのも悪くはないかも。
そうしてセーブしておいた休暇を、シネマシティでの遅れ公開にぶつけるかなあ。
3月も中旬に入りましたねえ。
年が明けて1・2・3月はどうにも過ぎるのが早くて…。この時期は、年度末も近いと言うことで、どうしてもパタパタしてしまうんてすよね。困ったものです。
それはそうと、今、BS日テレで月曜~水曜の23時30分から、アニメ「ふらいんぐうぃっち」の再放送をやっているのです。
「別冊少年マガジン」で連載されている原作のアニメ化なのですが、独特ののんびり感を味わえるファンタジーで、とても気に入っているのです。
「高校に進学したのを機に、主人公が弘前の親戚の家に居候して魔女修行をする」と聞くと、なんというか「良くある、魔女もの? まあ、興味ないな」とか「あ、あれか、「魔女の宅急便」か!」なんて思ってしまいますが、激しい魔法が飛び交う訳でもなく、感動的なドラマが起こるのでもありません。
「ごく普通の、何でもないような日常に、少し不思議が溶け込んでいる日々を、登場人物達と一緒に過ごす」、そんな穏やかな作品です。
アニメ版は、原作の持っている味わいを更に丁寧に再構築していて、「理想のアニメ化」の内の一つだと思っています。
本放送時は、「淡々とした、取り留めもないお話なのに、見ていると30分の時が経つのが異様に早く感じる」なんて言われていました。密度の濃い、ついつい引き込まれてしまう作品なのだと思いますね。
残念ながら、本放送時、あまり注目されていた訳でもないし、Blu-rayやDVDの売上もそれ程ではなかったようで。
それに、原作自体年一冊コミックスが出るペースでの連載だし、ディスク類の売り上げからしてもアニメ二期は無いのだろうなとあきらめているのですが、せめて再放送されないものかと思っていたんです。
時々、思い出したようにどこかでは再放送されていたようですが、当地で見られるのは本放送時以来(もっとも、地元の日テレ系である中京テレビでの放送は無く、今回同様にBS日テレで見ていましたが)。なので、今回の再放送はとても嬉しいです。
あー、持っているのだから、過去に買い込んだバラ版のBlu-ray見ればいいんですけどね…。
そもそも、原作の「ふらいんぐうぃっち」そのものを知ったのは、2015年の春に弘前へ行った時、いろんな所で告知の貼り出しを見て「これ、何だろう?」と思い、調べてみたからなんです。
「北海道新幹線の工事の進展に伴って、青函トンネルを通る寝台列車がそろそろ廃止になる」ということで、青森~札幌間で運行されていた寝台急行「はまなす」に乗りに出掛けた時に、「そう言えば、弘前城も天守閣の部分の石垣の補修工事に入るから、定番の『桜と天守閣』の光景がしばらく見られなくなっちゃうんだよなぁ」と思い、ついでに工事前最後の桜を見に弘前に立ち寄ったんですよね。
そうしたら、こんなのが、JR弘前駅の中央口に掲示されていたのでした。
画像右下の辺りを見てみると、なるほど、この頃(2015年4月)はコミックス第三巻が出たタイミングだったんですね。
その後、早くも四年になります。
行こう行こうと思ってはいたのですが、なかなか出掛けることが叶いませんでした。忙しかったりで…。
今年は「天皇代替わりに伴う10連休」に有給休暇をくっつけて、のんびり東北を周遊してこようと思っています。
そして、その際には、「ふらいんぐうぃっち」でも取り上げられた「弘前桜まつり」に立ち寄ると共に、「プチ聖地巡礼でも」とたくらんでいます。
四年前は、満開の少し前だったので、アニメ(=原作)程華やかではなかったのです。今年は、もう少し咲いた状態でと思っているのですが、そうなると人混みで大変だし…。でも、せっかくなら綺麗に咲いたのを見たいし…。などと悩んでいるところです。(^^;)
あ、ここまで書いてきてなんですが、BS日テレでの「ふらいんぐうぃっち」の再放送、今夜・明日の2回で終わりなんです。「どんな作品なの?」と興味を持たれた方が居られましたら、23時30分からの放送、忘れずに予約録画なり直接視聴なりしてみてくださいね。
特に、13日夜に放送される予定の最終回のラストシーンは、幻想的でお勧めです。
きっと、夏のねぷた祭りを見に、弘前に行きたくなりますよ!
そう言えば、「なんで今頃、「ふらいんぐうぃっち」をBS日テレで再放送しているんだろう」と思ったのですが、昨年12月に2枚組の「コンパクト Blu-ray BOX」ってのが発売されてたんですね。ほほー。ディスクの入れ替えが激減するので、買いますかなあ……。
告知→https://youtu.be/fNOWQbYCGhY
もっとも、それを言っちゃうと自家録画したやつなら、そもそもディスクの入れ替えなど不要なんですけどね。
まあ、こういうのは、御布施というか、買い支えないと次に繋がらないものですからねえ。
新年、あけましておめでとうごさいます。
今年が皆様にとって、良い年でありますように。
年が明けて、早くも丸1日過ぎてしまいました。昨日(元日)は懸案のパソコンいじりに没頭していた為、ついつい更新出来ませんで、こんなタイミングでの投稿になりました。
まあ、ちまちまとやっているブログですので、更新出来なくとも全然問題はないのですが…。(^^;
今年の年始の写真は、長野県道210号西伊那線を北から南に向かっている途中の一コマを選んでみました。
昨年7月のこと。
立川のシネマシティで映画を観た後、「いつもとは違うルートで帰ってみるか」と思って、立川→諏訪市(泊)→浜松→名古屋というルートを選択しました。
久しぶりに国道152号を走ってみたかったし、どうせなら、浜松市のお気に入りの餃子屋さんにも寄りたかったし。
ところが、この国道152号、台風7号による被害の影響で長野県の伊那市長谷栗沢~大鹿村鹿塩女高が通行止めになっていました
。
仕方がないので、迂回路として長野県道を209号~18号~49号~210号~59号~22号と延々と走って、やっとこさ大鹿村役場付近で国道152号に復帰したのですが、上掲の写真はその途中の210号でのものという訳です。
この「長野県道210号線」はなかなか手強い路線で、そもそも自動車では通行出来ない「不通区間」があるんです。その不通区間は「新山峠」という場所なのですが、そこを避けるために上記のような面倒くさい迂回になったのです。
撮影したのは、長野県駒ヶ根市と長野県中川村との境目のすぐ近くなのですが、民家もほとんど無く、離合困難な一車線の道路が延々と続き、精神的にとても疲れたんですよね。
路面が崩れそうな所とかもあって、何故か、思わず大笑いしてしまった直後に撮ったんすよねえ。
昨年一年の間に撮影した写真を見直していて、「まだまだ、知らない所ばかりだな」と、ふと思ったんですよね。
それから連想して、「今年も、いろんな所へ。まだ見たことのない場所、走ったことのない道へ出かけたいな」と今年の目標のようなものを思いついたものですから、この写真を選んだという次第。
ということで、今年もマイナーな話題に終始拘っていきたいと思っております。
お暇と興味の有る方は、お寄りくださいませ。
<追記>
この先カーブを2つ過ぎ、距離にして数百メートル進むと「折草峠」という峠になります。
そこには、この写真の様な行き先案内の標識があります。
写真が汚いのでちょっと読み辛いかもしれませんが、黄色いヤツに「陣馬形山キャンプ場」と書いてありますね。
この「陣馬形山キャンプ場」、昨年の今頃アニメ化されて話題になった「ゆるキャン△」に登場した所です。陣馬形山の山頂のすぐ下にあるキャンプ場で、伊那谷を見渡す絶景が素晴らしいんですよー。
もっとも、主人公の「志摩リン」ちゃんが辿ったのは、この折草峠からのルートではありませんけれど。
実は私、10年位前に、この折草峠からのルートで陣馬形山キャンプ場に行ったことがあります。当時は未舗装の林道で、南の小渋湖から長野県道210号線を上がって来て、その道の狭隘さに疲れた後でしたから、ウンザリしたことを覚えています。
遅れ遅れて、3か月。
今年の夏から初秋にかけて見ていた映画の感想文もこれでおしまい。
今回は写真が少ないので、文字ばっかり。
もっとも、1回しか観覧してないので考察も少ないですから、サラサラっと読み流せます。
では、始めましょう。
【客入りは上々でした】
3回目の「未来のミライ」で疲れ果て、クルマの中で一眠りして迎えた「ペンギン・ハイウェイ」。
このシネコンでの上映ラストということもあってか、席は意外と埋まってました。
若いカップルもそこそこ、同業の方みたいな男子コンビも。家族連れも居ましたね。
【ざっくり、と。】
細かく読み解くといろいろあるんだろうけれど、ざっくり言えば「ひと夏の少年もの」。
妖しいお姉さんとかって良いよね。少年の心にどストライクでしょ。
男の子には、「わかる」ってお話だと思います。
女子にはどうなのかな? 今度、職場の本読みの子に聞いてみよう。
あと、アオヤマ君のお父さんが実に素敵で、子供の興味を理解して、上手に導いていける能力は良いなと。「この親なればこそ、この子有り」かと思って観ておりました。
【声のお仕事】
「お姉さん、どこかで聞いたような声だけど…」と、思ってエンディングロールを見ていたら、蒼井優でした。
今一つ、口パクと合ってないような、「そもそも、アニメの演技してないでしょ」っぽい感じは、本業声優さんとの違いかな。
でも、いかにも少年の心を捉えてしまうような女の人の声ってありますよねえ。そこには、実によく合ってますね。
【良い映画って?】
見終わった後、席を立った客が肯定的なことを話す映画は、やっぱり出来の良い映画なのでしょう。
「不覚にも、ホロッと来た」
「予想以上に良い出来だった」
「ペンギン、可愛かったね」
とか、結構、口々にお客さん達が話していました。
個人的には、「謎解きは? お姉さんは何者で、どこから来たの?」と、やや未解決の点が残らなくはないのですが、そもそも答えが有るわけでなし、「これでおしまい」ということなのでしょう。
私個人としては「ハッピーエンド至上主義」ですので、いつか大きくなったアオヤマ君がお姉さんと再び出逢えると思っているのですが、どうなりますかねえ?
それにしても、考えをまとめたいことが沢山ある、面白い映画でした。
どうせ3回観るなら、「未来のミライ」よりもこっちだったのではないかと思わされましたね。でも、最終週の最終回じゃあね…。Blu-ray化されたらじっくり見直すことにしましょうか。
【おまけ】
映画を観てから帰宅して、早速Kindle版の原作は買ったのです。
そのまま、すぐ読もうと思っていたんですが、さすがに「未来のミライ」→「ペンギン・ハイウェイ」の連続観覧で疲れ果ててたり、予定があったりでその週末の土日の内には読めませんでした。で、明けた月曜日の夜に原作本を一気読み。
読んでみると、「ほほー」と思いました。アニメは上手に原作をダイジェストした感じですね。
ただ、スズキ君の扱いが、アニメでは嫌な役目を押し付け過ぎてるようで、原作を読んでみると、スズキ君、そこまで悪くないじゃんねって思います。
いや、やっていることは映画よりもえげつないんですけど、ちゃんと、お話にケリがついた後のフォローが有るんで、スズキ君の印象が悪いままでは終わらないんです。
あと、Kindle版だと、他人様がマーキングした個所が見られたりするのですが、アオヤマ君のお父さんの発言のとこにやたらとマーキングされていて、ちょっと驚きました。
アオヤマ君のお父さんは、どちらかというと理系思考の人で、考え方・思考方法がそれっぽいのですが、みんなそういう所にマーキングしてるんですね。話の本筋や素敵なセリフではなく、how-toの所にマーキングが集中しているのが、興味深いです。
他人様の興味のポイントが見られるとは、いやー、電子書籍は便利ですな。
え、私? 私は、マーキングとかしない人なんで、曝すことはありませんけどね。(^^;
【おまけ その2】
本屋さんへ行ったついでに、「カドカワのことだから、映画化関連の帯ついてるだろう。期間限定物だし買っとくか」と思って文庫本売り場に行ってみました。
すると、微妙にカバーが違う2種類が平積みされてました。
「うーむ、角川文庫とつばさ文庫の、レーベル違いでデザインを分けてるのかな?」と思ってよくよく検めてみると、もとは同じ文庫本(角川文庫本来のカバー)に2種類の上掛けのカバーをつけていたのでした。
「お好きな方をお買い求めあれ」ということなんだろうけど、あざといわ。さすが角川。
まあ、結局2冊とも買いましたけどね。
ということで、長々と続けてきた夏〜初秋に観た映画の感想記シリーズは、これにておしまい。
次回からは、しばらくの間「久しぶりの海外旅行の話」でも。
もっとも、お役に立たない話ばかりの予定ですが……。(*´ω`*)
2018年夏公開のアニメ映画の感想シリーズ第二弾、「未来のミライ」の記事です。
この映画、3回映画館で観たのですが、観れば観るほど眉間にしわが寄るような気がしましたね。
最初は、封切りの日に立川のシネマシティで観たのですが、上映終了後の「うーん」というような雰囲気を今でも思い出します。午前中に観ていたのが個人的に大変気に入っている洋画「雨に唄えば」だったので、2作品の間の差には考えさせられました。
もっとも、「雨に唄えば」はイケイケの時代に作られた「楽しさ中心の作品」てすから、「繋がる家族の歴史」というメッセージを持つ「未来のミライ」と比較するのは、あまり意味が無いとは思いますが。
前売り券を買ってしまっていたので、いつものシネコンに通ったのですが、「うーん」という感想は消えません。修行のような気分でした。「せっかく買っちゃった前売り券だし…」と。
ということで、ここまで読んでいただくと、以下あまり楽しい記事ではないことが想像できるかと思います。
この映画がお好きな方は、「けっ、下らないこと書いてやがる」と思いながらご覧いただくか、そっとページを閉じるのが良いと思います。
あと、今回は写真が2枚しかなく、文字ばかりです。ごめんなさい。
では、始まり始まり〜。
【大いなる誤解】
どうも「タイムスリップ」と「みらい」というキーワードに引っ張られてしまっていたようで(※)、若干見ていた画像等からも主役は「みらい」だと思っていたのだけれど、実は主役は「くんちゃん」とやら申す幼稚園児の男子だったらしい。
ええーっ、萌えは? 萌えじゃないの?(←ブヒィ思考)
※:そりゃ、ワシら世代なら「ママは小学4年生」でしょ。もっとも、その頃の私は大学生でしたが。「ミラクル☆ガールズ」とか、懐かしいですねえ。
【ある種の「四方四季の庭」を連想しました】
くんちゃん・未来ちゃんのお父さんはどうやら独立したての建築家らしいのだけれど、冒頭で住んでいたお家をぶち壊して、なぜ、わざわざ住みにくそうな家を建てたのかが理解し辛い。建て替え後のあの家じゃ、年取ってからは暮らせないのではないかしらん。
でも、建て替えないと周囲から隔絶された庭は出来ないから、「異世界と繋がる秘密のお庭」が創り出せないのだろうな。そうすると、建て替えは必要悪か。
あの庭は、時空間を超越する所なので、なんとなく「竜宮城の四方四季の庭」を連想しました。
最後、キャンプに行く前にゴネたくんちゃんが地獄に落ちかけた話からすると、ある意味「見るなの座敷」なのかも。ま、くんちゃんの方はハッピーエンド(?)でしたけどね。
不思議の庭が発動するのは、いつもくんちゃんがイライラしながら、中段の居間・キッチン・ダイニング空間から降りていく時。
あの間取りだと、下段が将来的には子供部屋になるのだろうから、今を過ごす空間であるリビングから、未来に生きる子供たちの空間である子供部屋へ降りていく時に発動するのかしらね。
ということは、あれは子供にしか起こらないマジカルってことでしょうね。未来のくんちゃんと未来ちゃんは、まだ大人に成り切っていないから、木を使うことが出来るのかな。未来ちゃん、しっかりしてて、凄く大人っぽいけど。
なお、家族の事象が記録されている以上、庭のあの木は曾祖父さんたちの頃から同じ場所に生えていた筈で、主人公達の家は代々あの辺にあった土地を相続したのだろう。
「曾祖父が曾祖母にプロポーズした時の『あの木の所まで競走』の木なのかも?」とも思うけど、そうなると土地の位置関係が支離滅裂になるので、それはあり得ないですよね。
【あれは「夢」、です。】
建築家の話でいくと、お父さん、MacBookProっぽいノートパソコンだけで仕事してるのですかね? CAD作業とか、あれでは苦しくないのかしら。私なら、大画面の外付けディスプレイが欲しいです。
自分がああいうスタイルで仕事をしていないので、理解できていないだけかもしれませんけど。
大多数の建築士は、泥臭く仕事してますけどねえ…。
そういえば、エンドロールを見ていたら「書影協力」というのが出て来て「なんのこっちゃ?」と思ったのですが、お父さんのお仕事用の本棚に並んでる業界の本の「姿(イメージ)=書影」ということね。建築業界(とはいっても、基本、デザイナー系だけど)の人が見れば「ふーん」と思えるように、本物の姿形・色を使ってる訳ね。細かいところから作っとくと、話に厚みが増しますからね。
でも、わざわざ書影協力までしてもらっている割に、実務書が少ないんですよ。ネットを見ればある程度補えたり、自分が専門でない部分は外注に出せるとはいえ、手元に置いておきたい本は結構あると思うんだけどなあ。
それとも、お父さん、実は超優秀なのかも。
おとうさん・おかあさんは、設定に比して金持ちすぎる気がしますね。
住みやすくはなさそうだけど凝った家を新築していたり、凝り過ぎな家財道具の揃い方だったり、服装だったり。
なんか、メディアに掲載されてる専門家の記事なんかを詠むと「ああいうある種のスノッブさが、現実の子育て世代等の実感と乖離して反感を招くのだ」とかなんとか言ってたりしますが、そんな難しいものじゃなく、あれは、単に「世間の『建築家』という存在への、誤ったステレオタイプの集大成」のような気がします。
独立したばかりの若手フリー建築家なんて、あんなにリッチな生活を、あの地では営めないのではないかな?
あの家だって、凄くお高い建築物ですよ? こちらもプロなので、見れば分かりますよ。
あ、でも、あの家、一応は本職の建築家さんが監修・設計してるそうですね。
うーん。現実のお仕事では実現出来なさそうなのを、やっちゃった感じ?
私なども、たまには脳内で妄想建物をいじくる時もありますが…。もっとちっちゃくて現実的な、格安なのを妄想してます。
【声のお仕事】
くんちゃんのとても幼稚園児には思えない喋り方は、一体誰なのだろうと思っていたのだけれど、エンディングロールを見て上白石萌歌だと判明。先年「君の名は。」でぶちかました上白石萌音の妹でしたか。
姉はなかなかの演技であったと思いますし、役と実年齢も近いので違和感が無かったが、妹の方は慣れるまでは微妙に思えなくもなかったですね。
ただ、途中から思ったのですが、「ガチな声優さんが、本当に幼稚園児を再現してしまったら、キツくなりすぎてしまい、精神的に最後まで耐えられないのではないかな」と。
なので、結果としては、この配役で良かったのだろうと考え直しました。
自分が子供の頃のサイレントスピーチも、あんなもんだったのかもしれませんしね。
曾祖父役は、福山雅治なんですね。
こちらは、声がクドすぎる気がしました。強いというのかな。ていうか、率直に言って大河ドラマの「龍馬伝」思い出しました。
宮崎美子演じるばあばは、違和感ありませんでしたねえ。
役所広司のじいじは、埋没してる感じがして、ちょっと勿体ないかな。
【おかあさんの実家はどこ?】
お母さんの実家は、長野県方面なのではないだろうか?
山の様子、ちょっと田舎っぽい町の様子と。それに、テーブルの上に置いてあった新聞が、なんだか信濃毎日新聞っぽい気がした。
ひな祭りの際のじいじの「横浜は暖かいね」は、住んでいる所が横浜よりは寒いことを表しているし、ばあばの「新幹線で来るね」も、最初は東海道新幹線かと思ったけど、東海道新幹線で山っぽい所ってあえて言うなら熱海から静岡辺りに岐阜から滋賀くらい。その他の風景や小物、通ってくる時間やコストと合わせて考えれば、長野新幹線が一番違和感がないかな。
ただ、ひいじいじがひいばあばと結婚を決めた時のエピソードの際に、どうやらお母さんの実家の辺り(池田医院らしき門構えの建物が出てくる)に、ごく軽装で行っている点からすると、そんなに遠距離ではないような気もするし、謎は尽きない。
エンドロールに「信州上田フィルムコミッション」が出てくるので、イメージ的には「長野のどこか」というのは正解でした。
【謎解きはいつか、未来に】
「アガスティアの葉」のような「家族の出来事データベース」が出てきます。
未来の未来ちゃんは(←ややこしい)、その「システム」を理解し、使いこなしている訳ですが、「何故使いこなせるのか」「どうやって使いこなしているのか」などが示されないので、飛躍というか、唐突感が否めません。
あやふやだけど絶大な威力を持つ「システム」によって、なんとなく話は進展し一応の締めを得ます。
ここでも「何故」が解決されていないので、どうにも話が腑に落ちません。とても消化不良な気分ですね。
「全部、夢でっせ」とかだったら、どうしようかな。
謎解きと言えば、上の方で「庭の木」の話題に触れた際に「土地の位置関係が支離滅裂」と書いてますが、見れば見るほど、読み解き厨の当方の頭の中は「?」で一杯になります。
ひいじいじとひいばあばとのシーン、割合と大きな駅の近くなんだけと、あれは長野県なんですかねえ? まさか、横浜? 池田医院は、ひな祭りの時の会話でも出てくるので間違いはないし。おかあさんの実家の位置問題(?)と絡み合って、ますます、土地関係がちんぷんかんぷんになります。
曾祖父がやられているシーン、どう見ても戦艦が空襲を受けているので、一瞬「呉? ならば、榛名か」と思うのですけれど、エンドロールで出てくるのは横須賀・横浜の団体っぽい。となると、「長門」ってことなのかな。
横須賀の団体が協力で出てくるので、横須賀空襲は間違いない。ひいじいじは「体当たりする船」と言ってて、それはきっと海上特攻兵器の「震洋」だろうけれど、それ、横須賀にあったんすかね?
油壺とか、小網代の辺りがぎりぎり神奈川県だけど、長門がやられているシーンの横須賀空襲には合わないような…。
あと、飛行機のエンジン作ってる人が、学徒・予科練中心の震洋隊に入るもんなんでしょうか? ちと、詰めが甘いような。
曾祖父は、どう見ても横浜の近くで暮らしているとしか思えないんです。そうすると、横浜との地縁は繋がるんだけど、いろんなところの辻褄がねえ…。
【くそー。年齢を感じる】
お母さんの子供の頃のエピソードのところで衝撃を受けるのは、「見ている自分自身にとっては当たり前のシーンが、既に昔話に属している現実」を突きつけられること。
町並みからお母さんの実家までの流れの中で出てくる自動車達を見ていると、分かっちゃうのが、現在進行系の中年の悲しさ。
商店街に停まっているのは「アトレーワゴン」。
駐車場のは、左側が青い「マーチ」で、右側は赤い「ジェミニ」。
どこか農家か町工場の駐車場のところで出てくるのは、「エブリイ」と「アルト」なのね。あと、小屋の中は「サンバー」でしょ。「サンバー」の向こうのは、なんとなく、イギリスのMGかなんかっぽいオープンカーなのね。
いずれにせよ、当方が若い頃の車(MGを除く)ばかりで、精神的に堪えますわ。どれも80〜90年台中頃までのクルマ達なんだよですよね。
【大人の事情?】
この映画を取り巻くものを眺めていると、「新しい『ジブリ』が欲しい」と言うのが露わ過ぎて、何とも言えません。
主要な役は、俳優さんやらが声を当てるとこなんかもそうだし、全力を挙げて日本テレビ放送網がサポートする辺りも、いつか見たジブリ作品と同じようなものです。映画の封切りに合わせて過去作が「金曜ロードSHOW!」で放送されたりとかもね。
達郎も商売なので、頼まれればテーマソングだって「サマーウォーズ」と同様に提供しますよね。
「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」辺りまではちゃんと刻んで実績を上げて、目論見大成功ってところだが、今回の「未来のミライ」はというと、はてどうだろう。ちょっと苦しいんじゃないかなと思わざるを得ない。
もっとも、私は世間が騒ぐモノには逆に興味を失うへそ曲がりなので、「未来のミライ」以外の作品は見てませんが。(´▽`)
あー、でも、ダメだダメだ言ってるけれど、当方3回観てるんですわ。観客数の点では貢献してまっせ~。
見慣れてくると、不思議なもので、「まあ、こんなもんでしょ」とか「まあまあかな」とか思えてくる。
今は買う気にはならないけれど、その内サントラは買うかもしれないくらい、音楽の出来は良いですね。最後の「家族の樹」のところの音楽は、幻想的な画面の流れと相俟って特に気に入りました。
そういえば、Blu-rayとかが2019年1月に発売になるんですね。
「リズと青い鳥」は、血迷って4本も押さえてしまいましたが、うーん、「未来のミライ」は1本でいいや。一応、資料としての特典映像とかに期待して、Amazonの「スペシャル・エディション」にするつもりですが…。
「若おかみは小学生!」は、読み解きたくってノベライズも買いましたが、この「未来のミライ」は、Blu-ray買った後で買うかもしれませんが、とりあえず今は買う気になりませんね。改めて、覚めた目で観たら、実は凄い作品で、ノベライズ読みたくなるかもしれませんけど。
次回は、夏の映画シリーズ最終話「ペンギン・ハイウェイ」の感想記事です。