ぐぬぬぬぬ。
なんか、見なかったラスト15分が気になって仕方がない。
前回の凡ミス(http://albali-utata.blogspot.com/2020/11/15.html?m=1)が、本当に悔やまれます。
まあ、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の方が大事だったから、仕方がないですけどね。
ということで、一週間後の土曜日に、また見に来ました。
「シアターでは見ない」とか言ってたのにねえ。変わり身、早いんですよ、当方。
当方にとっては、意外にも普通によく出来た映画でした。
最後の方、DJオーディションのシーン、ついつい涙腺が緩みかかってしまいました。
「揚太郎の親父さんは誰なのかな?」と思っていたのですが、ブラザートムなんですねえ。そう言われてみると、各セリフの終わりの方がブラザートムのしゃべり方に似ていたような気がします。
ブラザートム、凄く良い味出してました。
揚太郎がDJデビューのステージでボロボロになっていくのを見た時の表情、その後の渾身のフォローとか、「ぶっきらぼうな、でも、息子思いのお父さん」という感じがして、温かかったな。
揚太郎の妹の「ころも」ちゃんが、かわいいんですよ!
画面に登場する度に「ころもちゃん、かわええー!! (*´︶`*)✿」と萌えていたのですが、あれ、池間夏海なんですねえ。
サイダーガールの「メランコリー」のMVでくるくる踊ってるのがめちゃくちゃかわいくって、折に触れてYouTubeでMVを見てはほっこりしているのですが、そのMVの時の顔と結構違っていて気付かなかったんですよね。
「世界で一番明るい屋根」の清原果耶も、結構顔が違うんです。映画本編と本人が歌っている曲のMVとは違うしね。そもそも、MV毎に表情(というか、「顔」)が違うしね。年末公開の「ジョゼと虎と魚たち」の顔出し予告の顔とも違う。
「10代の女の子は、その時々で、結構顔が変わるのねー」等と思ってます。化粧の違いでは片付けられないと思うんですよね。
えーと、何でしたっけ、「池間夏海ちゃん、かわええー!!」でしたね。
「三代目道玄坂ブラザーズ」が、凄く良い奴らですよねー。友達思いで、決める時はちゃんとキメてくれる。「東横ネオン電飾」三代目・夏目球児が、「これ大丈夫か?」と忠告してくれるところ、かっこいいなあと思いました。親友だからこそですよね。
彼らに救われてるところ、いっぱいあります。最後のオーディションでのダンスと歌のパフォーマンス、とても素敵でした。
いい加減なオイリーさんも、根は、優しさのある真面目な人なんだなと思います。
この映画では、あまり悪い人が出てこなくて、安心して見てられますね。
話は全然違うのですが、仏教の内、「禅宗」の僧侶の「悟り方」に興味があります。
一心不乱に修行している内に、何かのきっかけで突然悟るんです。あれは、いったい、どうなってるんですかね?
そんな悟り方と少し似ているのですが、「ずーっと解けなくて考えていた問題が、ふとした瞬間に解き方が脳裏に浮かんで、実際にその解き方で解ける時」とかって、ありますよね。
仕事で、良い問題の解決法-私の場合は、建物の間取りとか、積算の方法とかが多いですけれど-が浮かばなくって、「どうしようかな」とかってずーっと考えてる時に、例えば、乗っていたバスから降車しようと立ち上がった時とかに「あ。そういえば」と答えを思いつくことがあります。
「デフォルトモードネットワーク」ってのがあるのだそうですね。
普段使っている脳のネットワークではなく、いわば「アイドリング」している時に動いている方のネットワークなんだそうです。
「禅僧の悟り方も、実はそこら辺に起因するのかな」とかって思うのですが、どうなんでしょうか?
揚太郎が「カツを揚げること」と「フロアをアゲること」に共通する真理に気付いてある意味「悟る」のも、「とんかつを揚げること」と「カッコいいDJに成ること」を、DJの魅力にハマってからいつもずっと真剣に考えていたからなんだと思います。
追いかける姿勢って、大切なんですよ。
なんだか話が飛躍しましたけれど、本作、なかなか良くできた作品だと思います。
「爆死」とかなんとか、今日もネットに流れてる記事を読みましたけれど、記事を書いてる人って、映画見て書いているのではないのでしょうね。
作品そのものの出来で判断してあげるのが、本来なはずですが。スキャンダルにのみ目を向けて、面白おかしくネタにするのは、悲しいことです。
信用できないメディアの情報を鵜呑みにするのではなく、「予告編詐欺」に悩みつつも、自分自身で良いと思う作品を探すしかないですね。
少なくとも、私はこの映画を見て、ちょっと心がアガりました。