ホテルの部屋にはボトルウォーターが毎日2本配給されるのだけれど、それらは、どちらかと言うと歯磨きの際などに使うための水という意味合いが強い。
水道の蛇口から出てくる水は、完全には信用できないということになると、飲み物としての水等は買ってくるしか無いわけで、そこで「ホテルの近所にコンビニが2軒ある」ということに価値が出てくる訳だ。
とはいえ、水だけ飲んでいるのではなく、普段はジュースばかり飲んでいた。
私の知る限り、水以外の「清涼飲料水」には甘味がついているのが普通で、そうでないものとなると伊藤園の「お~いお茶」かポッカの「烏龍茶」位しかない。けれども、まあ、海外で積極的に飲みたい物ではないわね。
そこで、カロリーの少なそうなジュースを探して飲んでいたのだけれど、今回の旅でのお気に入りはコレだった。
「タイのビール」と言われて思い浮かぶのは、世代にもよるのだろうけれど、私にとっては「SINGHA」である。アルファベット表記に従うと「シンハ」と読んでしまうけれど、タイ語だと「シン」なのよね。
今では「Chang(チャーン=象)」とか「Tiger(これはシンガポール由来)」とか「Leo」とかいろいろなメーカーの製品が店頭に並ぶけれど、私が初めてタイに旅行した頃には、ほぼ「SINGHA」一択だった。「Chang」は出始めで粗悪という印象もあって、「あんなのは体に悪いよ。飲んじゃダメ」なんて言われたこともある。
SINGHAは1933年からということで、なんといっても伝統の重みから来る信頼感がある。だから、私がタイでボトルウォーターを買う時は、まずSINGHAの物を選ぶことが多い。
そんなSINGHAが出している炭酸飲料が、今回の旅でガンガン飲んでいた「レモンソーダシリーズ」。
緑の缶は「レモン&梅」。
梅の風味が強く、あまりレモン感は無い。
梅シロップソーダみたいな感じで、飲みやすく、これを一番多く飲んでいた。
黄色の缶は「レモン」。
「レモンソーダ」という点では、これが一番ベーシックな味。緑の次に飲んでいた量が多かった。
赤い缶は「レッドレモン」。
「レッドレモン」とはいうのだけれど、なんか甘みが強く、レモン以外の柑橘類の風味を感じた。
個人的には合わなくて、3種類の中では最下位。
もちろん、コーラやらスプライトやらSchweppesやらの炭酸飲料も飲んてはいたのだけれど、「0カロリー」という殺し文句もあり、上記「レモンソーダシリーズ」を飲む回数が最終的には多くなった。
330ml入りは飲み切るのにちょうどよいくらいの量だしね。
毎日結構な量を飲んでいたので、部屋のゴミ箱には空き缶が何本も入ってたから、ルームメークのおばちゃんに「どんだけ缶ジュースばっか飲んどるんじゃ、この部屋の外人は」とかって思われていたんだろうな。
SINGHAのレモンソーダシリーズ、結構気に入ったので日本でも売ってくれるといいんだけどねえ。
エキゾチック感だけでは競争力に欠けるから、あり得ないんだろうなあ。
セレクトショップとかでなんとか扱ってくれないもんかしら。
そういえば、限定デザインの缶ビールとかもあって、獅子のマークに弱い当方買ってしまいました。
未開封で持ち帰って自宅で飲みたかったけど、液体物の取り扱いが面倒なので、現地で飲んで、缶だけ持ち帰りました。