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2024年10月22日火曜日

おかしい人の走行ルート


 ここは増毛の町外れ。
 以前にも利用したことのある「大別苅(おおべつかり)防災ステーション」で仮眠した。

 以前は暑い真夏の夜で何台かトラックとかも停まっていたが、時季的なものか、今回は自分の車以外は朝まで現れなかったようであった。

 昨夜は、事務所の方はちょっと残業してたみたいですね。ご苦労さまです。

 一応は北海道建設局の出先事務所を兼ねているからか、治安的に荒れておらず、小綺麗で良い。
 それでも「トイレットペーパー持ち出し禁止」の張り紙があって、「なんだかなぁ~」と思う。
 自宅以外の、他所の公衆トイレにあったトイレットペーパーだなんて、なんかばっちい気がして持ち出す気にならんけど。平気なのかしらねえ?


 さて、「南下する」とか言ってたが、あれは嘘だ。
 気が付いたら、今朝は再び釧路市にいる。

 大別苅防災ステーションを出て、石狩市の大盛りの蕎麦屋に行くまでは、そのまま素直に積丹半島を回って松前方面に向かうつもりでいたのだけれど、たまたまコンビニで「原田治展、釧路でやってまっせ。巡回展の最終ですぜ」という告知を見てしまい、「あ。行かなきゃ」と思って、釧路方面に進路を取ったのだった。
 走り難い札幌市街の縁をかすめてから、国道274号で北広島→夕張と進み、日勝峠を越えて再び十勝平野に戻って来た(この旅で3度目)。

 久しぶりに日勝峠越えたけど、東行きは楽でいい。西行きだと、十勝清水から先はいきなり急な登りだけど、東行きは日高市街からゆるゆると高度を上げての峠だからな。非力な軽自動車乗りにとっては、西行きよりも東行きが良い。

 帯広市内の、何回か利用したことのある日帰り温泉で入浴する。住宅街のど真ん中にある、不思議な温泉である。
 それにしても、相変わらずウェーイ系の客の多い、陰キャにはツラい公衆浴場だ。モール系の茶色いお湯は心地良いのだけれど、浴槽でザッパザッパ波立てて荒ぶる客を見てると、なんか落ち着かん。

 「道の駅おとふけ なつぞらのふる里」に立ち寄る。
 トイレは綺麗だった。でも、「トイレ利用のマナーについてのポスター」を見ると、いわゆる「車中泊」の人達の質の悪さが目立つな。
 歯磨きは微妙だけど、洗髪・食器洗い、ましてや糞便の処理をトイレの洗面台でやるのは問題外だわな。嫌われても仕方がないな。駐車場にはヘッドライト点けっ放し・アイドリングしっ放しのSUVが何台もいる等、カオスである。ここはダメな道の駅だなと思いつつ出発。

 その後、怪しげな道を淡々と走って「道の駅 しらぬか恋問」に午前2時30分頃に到着。


 仮眠して朝起きたら、外はなかなかに荒れた波が打ち寄せていた。

海塩粒子をドバドバ浴びております。鉄が錆びる〜。

 どんよりとした曇りくらいで、そんなに天気は崩れてなさそうなのにねえ。
 先日、ここの横を通った時とは全然違うねえ。やっぱり、19日の夜に一荒れしてから、冬のお天気に入れ替わったということかねえ。
 夜、車中で仮眠してても寒くなったし。

 その後、朝ごはん代わりのドリトスを食べて、釧路市立美術館へ。

立派な建物ですね。幣舞橋渡って丘の上にあるのね

 ここは「生涯学習センター」のビルにいろんな施設が入居してるのね。最初は、美術館がどこにあるのか分からくてウロウロした。

「美術館は3階です」

 遥々走って来た「原田治展」だけれど、規模的にはミニ展覧会程度で、約1時間位で見終わった。

一応、念の為に写り込んでたスタッフの方は消しゴムマジックで消しました。

 労力に見合わない気もしないでもないけれど、まあ、展覧会はこんなもんでしょう。
 展示の内容自体は図録を読めば把握できるけれど、「現物を自分の目で見る」ことに価値があるということで。


 ということで、さて、どうしようか。
 23日の午後に旭川に居たいのだけれど。

 温根湯温泉にある「山の水族館」に行きたい気もするけれど、再訪だし、わざわざまた北見の方へ行くのもなあ。
 それに、そこから旭川までのルートが…。石北峠は、三国峠を降るために既に越えたし、遠軽から白滝を抜けて上川→旭川も数日前に走ってる。

 今回、道央の真ん中の富良野・美瑛には未だ進入していないので、それならば釧路市→帯広→新得→富良野→美瑛→旭川というのが、無理がなさそうで良い。

 ということで今日の午後のルートは、それに決めた。富良野の手前まで進んでおこう。

 なるべく同じ道は走らないようにしているけれど、浦幌町で国道38号から道道1038号に入って、海岸沿いを走るのは致し方ないな。海岸線ギリギリを走る景観の良さは、何度走っても飽きないものがある。

 先日はパスした「昆布刈石展望台」にも寄ってみた。

西側からの方が、高低差も少ないし、安心ですな。

 東側から登る道は崖に面していて、「落ちたら死ぬ」と思うと、滑りやすい砂利敷きの道はちょっと恐ろしい。

これは西向きに進む帰り道の様子。こっちは崖に面してないので、心理的にはマシ。

 調子に乗って走ってたら、ズルっとして、思わずカウンター当ててました。

 それにしても、スケールの大きな絶景ですな。
 外海である太平洋に直に面してるんですよね。対岸は北米大陸になるんだよねえ。

 アブのような虫が飛び回っていたので車から外には出なかったのだけれど、もう少し寒くなって、そういう虫類が絶えた後ならば、昼の景色も、夜に星見るのも絶好の場所じゃないかしら。その時期だと、晴天のタイミング狙うのが難しそうだけれど。


 ゆるゆると帯広近郊まで帰ってきた。
 朝6時にドリトス食べただけなのでお腹が空いた。
 いろいろ考えたけれど、すっかり気に入ってしまった「インデアン」のカレーを食べることにした。で、夜は、名残りの豚丼のつもり。

 ということで、数日前にも来たインデアン音更店を再訪。

 前回は「インデアンルー/辛さは普通/大盛り/カツをトッピング」だったのだけれど、食べログのクチコミを見てたら「チキンにチーズをトッピングしたら、最高だった」とのことで、気になっていたので「チキン/辛さは中辛/大盛り/チーズをトッピング」にしてみた。
普段食べ慣れてるココイチのシャビシャビなルーとは違う。

 なるほど、濃厚な牛肉の風味を強く感じた「インデアンルー」と違い、「ベーシックルー」はそこまで牛肉の風味の主張が強くなく、これは食べやすい。
チーズはどこに居るのかね?

 ホロっと解れる大き目なチキンも美味しい。チーズは、溶け込み過ぎていて存在がよくわからんかった。まあ、でも、美味いカレーだった。

 ところで、器の形状のせいか「大盛り」というほど大盛りでもない気がするんだよね。まだ、もう少し食べられそう。簡単に来られる店でもないから、せっかくだし、もう一つ食べよう。

 ということで、「インデアン/辛さは中辛/大盛り/エビをトッピング」を追加注文。前回来た時に「エビエビの辛さ普通」という他のお客さんの注文が気になったんだよね。
 素直に「エビ」にするべきなのかもしれないけれど、「エビ」は「ベーシックルー」だから今食べてる「チキン」とカレールーは変わらない。「インデアンルー」との違いが知りたかったので、あえて「インデアンにエビをトッピング」としてみた。

「スプーン、替えますか?」「いえ。わざわざ洗い物増やすまでもないですし。」

 おお。エビたっぷりだ。
 食べてみると、なるほど、牛肉の風味強め。
 エビが割と淡白なので、牛肉の風味の強さに負けてしまっている感じ。

芸の無い写真ですみません…。

 食感的にも、それ程弾力感が強くない「むきエビ(小さめな芝海老?)」なので、エビの主張が弱いな。ここは、やっぱり車海老系の、強いエビが欲しい所かな。ルーがマイルドな「ベーシックルー」なら、コレでもまったく問題はないんだろうけれど。

 やっぱり「適材適所」は何にでもあるもので、ルーの味そのものを楽しむのなら「インデアンルー」、併せた食材の風味も楽しむのなら「ベーシックルー」ということなのだろう。
 「インデアンルー」は、ルー自体に負けないようなトッピングじゃないと、トータルで楽しめない気がする。
 ルーにはもう1種類「野菜ルー」というのがあるのだけれど、野菜好きじゃないし、敢えて選ぶ必要はないかな。
 いつになるかはわからないけど、今度来たら「エビ/辛さ普通/大盛り/エビをトッピング」を食べてみようと心に刻んで、店をあとにした。

 さすがにお腹一杯になったので、晩ごはんは抜くことに。
 豚丼は、なんなら自宅で拵えてもいいからねえ。
 しばらくの間複合店舗の駐車場の隅っこで腹ごなしの昼寝と洒落込む。こういう気楽さが車で旅することの良さであるな。食べてすぐ寝ると牛になるけどな。


 気持ちよく昼寝をしていたら、午後6時を過ぎていた。慌てる必要は無いのだけれど、そろそろ動こうか。
 複合店舗の向かい側のガソリンスタンドで燃料を満タンにして「道の駅 南ふらの」へ。

 そうして、午後8時半に到着し、今、記事を投稿するところ。
 昨日〜今日の走行距離は350km程。距離はたいしたことないけれど、今回の旅の序盤で一度訪れた帯広・釧路方面にまたまた舞い戻るというのは、おかしい人の行動だと我ながら思う。合理的じゃないわな。


 さて、投稿したら、眠ることにしよう。
 あまり冷え込まないといいんだけどねえ。
 おやすみなさい。